メールマガジン 第97号  

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<メールマガジンSignalNow> 2015年11月11日・第97号
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■■□―――――――――― INDEX ――――――――――□■■
(1)10月の地震活動及び火山活動について
(2)第45回 建物の耐震性について<Part1>
(3)地震火災はなぜ恐ろしいのか、なぜ備える必要があるのか
(4)10月26日、アフガニスタン北東部でM7.5の大地震発生

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(1)10月の地震活動及び火山活動について
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震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
全国で震度3以上を観測した地震の回数は17回、日本及びその周辺におけ
るM4.0以上の地震の回数は73回でした。
東北地方太平洋沖地震の余震は、次第に少なくなってきているものの、当
分の間、本震発生前に比べ活発な地震活動が続くと考えられ、注意が必要
です。最大震度4以上を観測した地震が1回、震度1以上を観測した地震
は65回発生するなど、引き続き岩手県から千葉県北東部にかけての沿岸及
びその沖合の広い範囲で発生しました。

気象庁 2015.11.10
http://www.jma.go.jp/jma/press/1511/10b/1510jishin.html

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(2)第45回 建物の耐震性について<Part1>
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このところ、マンションなどの基礎工事における杭施工の欠陥工事と、そ
れを隠蔽する施工データ偽装が問題となり、建物の耐震性が気になるとこ
ろです。

まず、建物が建っている「表層地盤」の「硬軟」によって揺れの強さは大
きく異なるため、表層地盤が硬い場所なのか、軟らかい場所なのかを知る
ことが大切です。

■地盤について

「表層地盤」の「硬軟」が調べられるサイトを紹介します。(ただし、全
地域が網羅されているわけではありません)

◇地盤サポートマップ
https://supportmap.jp/#13/35.6939/139.7918

◇全国地盤サーチ
http://www.vic-ltd.co.jp/map/

■地耐力に合わせて基礎の形式は決められる

住宅の地盤は強固に越したことはないわけですが、さまざまな土地がある
ので、建物を建設する場合、まず地盤調査をした上で、「地盤の強度=土
地の地耐力」に応じた設計を行うことになります。

「地耐力」とは、1平方メートルの土地が、どれだけの重量を支えられる
かを、数字で示したものです。
通常「地耐力」をもとに、建築工法や基礎工法を設計していきます。

建設しようとする建物の重量にもよりますが、もっとも大切となるのは基
礎の形式です。

■直接基礎工法と杭基礎工法について

建物の最下層に設ける構造部分である「基礎」は、地盤の上に建物をその
まま載せる「直接基礎」と、円筒状の杭で支える「杭基礎(深基礎)」の
2種類があります。

良い地盤では「直接基礎」を、「軟弱地盤」では「杭基礎」とするのが一
般的です。

ただし、小規模な一戸建て住宅の場合は、軟弱地盤であっても「杭基礎」
ではなく、地盤改良をした上で、直接基礎にする場合も少なくありません。

地盤調査の結果、ボーリング柱状図などで支持層が地表から近い場合には、
直接基礎工法が採用され、地表から遠い(深い)場合には、杭基礎工法が
採用されます。

今回のマンションなどの基礎工事における欠陥工事と施工データ偽装問題
は、杭基礎工法・杭施工時の問題ですね。

■コンクリートミルについて

杭打ちと同じく、建物の基礎を下から支える柱で、硬い地層までドリルで
穴を開け、コンクリートで穴を充填しながら引き抜いていき、柱を作る工
法のことです。

最近では、音や振動が少なく、「杭の長さが足りない」といったことが起
きないため、杭打ちよりも、この工法が主流になってきています。

この続きは、次号<Part2>をお楽しみに!

by Hirono

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(3)地震火災はなぜ恐ろしいのか、なぜ備える必要があるのか
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1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災では、震度7の激しい地震に襲わ
れた地域を中心として、多くの家屋が倒壊し死傷者が多数発生しました。
さらに、家屋の倒壊の後、火災が追い打ちをかけました。地震の建物被害
の大きかった地域では多くの火災が同時に発生するという事態が起き、初
期に消せなかった火災がいくつも大規模な火災に発展して、最終的には約
7,000棟の家屋が焼失しました。
阪神・淡路大震災による直接の死者数5,515人の約1割が火災による死者数
といわれています。
阪神・淡路大震災が私たちに示した最大の教訓の一つは、平常時の都市大
火がほとんどなくなり平素忘れがちであっても、防火上ぜい弱な木造密集
市街地がある限り、消防力を上回る同時多発火災が発生すれば大規模な延
焼火災が起きるという冷厳な事実です。

NHKそなえる防災 2015.10.31
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20151036.html

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(4)10月26日、アフガニスタン北東部でM7.5の大地震発生
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日本時間10月26日18時09分頃発生した、アフガニスタン北部を震源とする
M7.5の大地震により、甚大な被害が発生しました。
当局者などによりますと、アフガニスタンで少なくとも115人が死亡し、約
7,600棟の家屋が損壊。隣国パキスタンでは死者が271人、損壊家屋が約3万
3,000棟に上りました。
両国政府などは緊急支援を進めていますが、遠隔地では食料やテントなどが
不足しており、冬の到来を前に被災者は厳しい避難生活を強いられています。

毎日新聞 2015.11.2
http://mainichi.jp/select/news/20151102k0000e030178000c.html

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第1位 11月7日、茨城県南部で震度4の地震
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第2位 バリ島の国際空港 火山噴火の影響で閉鎖
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第3位 10月26日、アフガニスタンでM7.5の大地震
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