メールマガジン 第96号
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<メールマガジンSignalNow> 2015年10月27日・第96号
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(1)津波防災の日(11月5日)に緊急地震速報の訓練が行われます
(2)第44回 IoTと防災について
(3)大震災前兆「ゆっくり地震」再現に成功
(4)噴火リスク情報で命を守る
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(1)津波防災の日(11月5日)に緊急地震速報の訓練が行われます
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緊急地震速報を見聞きしてから強い揺れが来るまでの時間はごく僅かです。
その短い間に、慌てずに身を守り、その後に津波からの避難などの防災対応
をとるためには日ごろからの訓練が重要です。
このことから、気象庁は緊急地震速報の全国的な訓練を年2回実施しており、
毎年第2回目の訓練は、国の機関や地方公共団体のほか、学校、民間企業等
や個人にも幅広く呼びかけて実施しています。
今年度第2回目の訓練は、全国各地で行われる地震・津波防災訓練との有機
的な連携を図るため、「津波防災の日」の11月5日(木)10時00分頃に
実施される予定となっており、気象庁は積極的な参加を呼び掛けています。
なお、テレビやラジオ、携帯電話(緊急速報メール/エリアメール)では、
訓練用の緊急地震速報は放送又は報知されません。
※高度利用者向け緊急地震速報専用受信ソフト「SignalNow Professional」
並びに「SignalNow Express」におきましては、今回の訓練用緊急地震速報が
気象庁から配信されることはありませんが、設定メニューにある「訓練」で、
訓練開始時刻を合わせることで、この訓練に参加いただくことが可能です。
気象庁 2015.9.18
http://www.jma.go.jp/jma/press/1509/18h/eewkunren1511.html
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(2)第44回 IoTと防災について
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昨年から今年にかけて注目度を高めている「IoT」をご存じでしょうか。
「IoT:Internet of Things(インターネット・オブ・シングス)」は、
「あらゆるモノがネットにつながることで、これまでにない革新的なサ
ービスが創出される」というものです。
これまでにない、どのような活用方法が創出されるのか、期待が高まっ
ており、先進的な事例が出てきています。
今号は、この「IoT」を活用した、防災・災害対策に応用する動きをご
紹介します。
1.IoTによる緊急地震速報と照明や暖房器具との連携システム
IoT技術によって、照明の点灯時に緊急地震速報を受信すると、自動的
に点滅して知らせ、就寝時などで消灯していても、ぱっと点灯して知ら
せるというシステムが開発されています。
テレビやラジオを消していても、あるいは、耳の不自由な方でも、照明
が教えてくれるので、いち早く安全な非難、安全確保のための行動をと
ることができますね。
この代表的な製品「お知らせビーコン」は、メーカー側が既存の商品に
後付けでき、組み込む製品を選ばないので、照明だけでなく、暖房器具
に後付けすれば、緊急地震速報を受信すると、自動的にシャットダウン
することが可能になります。
地震が起きて倒れたとしても、すでにシャットダウンされていれば、発
火を防ぐことができますね。
http://iotnews.jp/archives/533
2.土砂災害の可能性を事前に警告するシステムについて
IoTの技術を活用し、現場に行かなくても、土砂災害の可能性を察知し、
発生する10?40分前に警告するシステムが開発されています。
あらかじめ、土砂災害危険箇所の斜面にセンサーを埋め込んでおき、強
雨のとき、斜面にたたきつける際に発生する微弱な振動を観測し、デー
タを無線で送信します。
このデータをリアルタイムに解析し、土砂の重量や粘度、地中の水圧な
どを割り出し、危険度を計測します。
その危険度が、ある危険水準に達すると、地方自治体や鉄道会社などに
警告を発信し、住民や乗客に避難を促すことができます。
https://messe.nikkei.co.jp/ss/news/131805.html
3.IoT活用による河川監視システムについて
これまでは、大雨の際、川の周囲が遊歩道になっていたり、川の両岸を
散歩する近隣住民が多かったりする河川の場合、水門を開く前に、まず
職員が現場まで行って、周辺に人がいないかを目視確認する必要があり
ました。
IoT技術の活用により、監視カメラとキャリア回線と接続している通信
装置を設置することで、常時河川の映像が、事務所に設置したサーバー
へ送信されます。
埼玉県では、このシステムを導入してから、職員がいつでも、どこから
でも、移動中でも、タブレットで現場のようすが確認できるようになり
ました。
既存の水位計との接続によって、河川の水位が規定値を超えた際には、
職員に警告メールで、通知するしくみもできています。
http://jp.fujitsu.com/group/fsas/release/2015/0521.html
まさに「あらゆるものがネットにつながる」ことで、新たな価値を生
み出す「IoT」で、新たな防災、安全確保のしくみが充実してくると良
いですね。
次号もお楽しみに!
by Hirono
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(3)大震災前兆「ゆっくり地震」再現に成功
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海洋研究開発機構等のチームは10月16日、東日本大震災で大きくずれ動いた
宮城県沖の断層の岩石を使って、震災前に起きていたのと同じ「ゆっくり
地震」を再現することに成功したと発表しました。
同じ断層面でM9.0の巨大地震が起きており、チームは「ゆっくり地震が
続いた後、高速なずれが起きて東日本大震災に至ったとのメカニズムが実
験で裏付けられた」としています。
プレート境界の浅い場所はこれまで、断層同士が固くくっついていないた
め巨大地震を起こすような大規模な破壊は起こりにくいと考えられていま
した。今回の実験で、浅い場所の断層でも、「ゆっくり地震」が前兆となって
巨大地震が起きる可能性があることが確かめられたとのことです。
チームは「ゆっくり地震から巨大地震に変わるきっかけが何かはまだ分か
らないが、南海トラフでも同じことが起こる可能性があり、ゆっくり地震
を注意深く観測する必要がある」と指摘しています。
毎日新聞 2015.10.16
http://mainichi.jp/select/news/20151017k0000m040151000c.html
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(4)噴火リスク情報で命を守る
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秋の登山・観光シーズンを迎えるなか、山を訪れる人に欠かせないのが火
山の噴火のリスクについての情報です。
死者と行方不明者が合わせて63人にのぼった御嶽山の噴火から1年。
この間、桜島や阿蘇山、それに箱根山など全国の多くの火山で活動が活発
化しました。
噴火のリスクについての情報をいかに正確に、速やかに伝えるか、火山を
抱える全国の地域は対策を進めてきました。
火山災害から身を守るためにはどうしたらよいのでしょうか。
現状を解説しています。
NHK 2015.10.7
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2015_1007.html
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□■■ ~最近のFacebook「いいね!」トップ3~ ■■□
第1位 巨大地震 海底でプレート調査 境界にひずみか
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第2位 10月21日、福島県沖で震度4の地震を観測
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1050942408271775/
第3位 日本海溝沈み込み帯で発生したゆっくり地震を再現
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1048891001810249/
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