メールマガジン　第94号 　

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＜メールマガジンSignalNow＞　2015年9月27日・第94号
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（２）第42回　台風被害と記録的豪雨について
（３）９月１２日、東京湾を震源とする震度５弱の地震発生
（４）９月１４日、阿蘇山が噴火　気象庁が「噴火速報」発表
（５）９月１７日、チリ中部沖でＭ８.３の大地震　日本にも津波到達

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（２）第42回　台風被害と記録的豪雨について
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9月9日、台風18号が東海・甲信越・北陸地方に上陸し、翌10日にか
けて、近畿から東日本までの広範囲で、関東・東北では数十年一度の記
録的な豪雨で、全国で氾濫して浸水被害を及ぼした河川は72にのぼり、
茨城、栃木、宮城の３県で19の河川の堤防が決壊し、死者８名、重軽傷
者46名という甚大な被害をもたらしました。

10日朝には、総理大臣官邸の危機管理センターに「官邸対策室」を設置
され、栃木県庁で災害対策本部の会議が開かれました。

静岡県の廃炉作業中の浜岡原子力発電所１号機では、発電用タービンが
ある建屋の地下に、600リットルもの雨水が入り込む事態となりました。
鬼怒川の増水により、栃木県の塩谷町と日光市にある水力発電所２か所
が水没し、発電不能となりました。

浸水した住宅はおよそ1万9000棟で、１週間が経過しても、浸水が継続
し、2256人が避難生活を続けています。

単に「大雨が降る」というだけの現象で、これほど（東日本大震災に迫
るほどの）大災害になるという衝撃的な出来事でした。

三重県、長野県、山梨県、神奈川県、埼玉県、東京都、千葉県、新潟県
など、97.8万人以上に避難指示や勧告が出ました。

記録的な豪雨となった栃木県と茨城県では、気象庁から大雨特別警報が
出され、山形県、新潟県では、洪水の危険性の高まりから、氾濫危険情
報が出されました。

「特別警報」は、気象庁が今年の8月30日(金)に運用を開始したばかり
で、最初の発令となりました。
特別警報が発令の対象となるのは、数十年に一度しかないような非常に
危険な状況にあるという場合、とされています。

特別警報が発令された場合は、最大級の警戒が必要で、土砂災害や河川
の増水・氾濫、低い土地の浸水が懸念され、「ただちに命を守るための
行動をとってください。」というものです。

ア．「注意報」、「警報」及び「特別警報」
これらは、津波、高潮、波浪、警戒潮位、大雨、暴風、土砂災害、はん
濫（洪水）、竜巻、危険水位、大雪、暴風雪などで発表されるものです。

（ア）「注意報」が発表された場合
最新の気象情報を確認し、早めの準備（非常持ち出し品の準備、避難の
準備など）を心がけてください、というものです。

（イ）「警報」が発表された場合
自治体が発表する避難に関する情報に注意し、早めの行動（早めの避難
など）を心がけてください、というものです。

（ウ）「特別警報」が発表された場合
ただちに命を守る行動（地下施設から地上へ避難する、山などの急な斜
面から遠ざかるなど）を始め、外出が危険な場合には、建物内で少しで
も安全な場所に移動し、周囲の状況に応じた行動を取ってください、と
いうものです。

イ．「避難準備」、「避難指示」及び「避難勧告」
これらは市町村から周囲の状況に応じて発表されます。

（ア）「避難準備」
人的被害が発生する可能性が高まった場合に、対象地域の住民に対して、
市町村長から発表されます。
対象地域の住民は、家族等との連絡、非常用持出品の用意等、避難準備
を開始してください、というものです。

また、避難行動に時間を要する方（高齢者、障害者など）は、指定の避
難場所へ避難を開始するなどの避難行動を始めてください、とされてい
ます。

（イ）「避難勧告」
対象地域で、明らかに人的被害が発生する可能性が高まった際に、市町
村長から避難勧告が行われます。
指定の計画された避難場所への避難行動をとってください、というもの
です。

（ウ）「避難指示」
状況が切迫してきた際に、市町村長が住民に対して避難指示を行い、た
だちに避難行動を完了してください、というものです。
避難ができていない方は、建物の高層階や高台、広場などの安全な場所
へ移動し、それが困難な場合には、現状でもっとも安全と考える場所へ
移動するなど、生命を守る最低限の行動をとってください、というもの
です。

＊これらは「強制力」はないものの、「危険が迫っている」ということ
ですので、速やかに従う方が身の安全を図れると思います。
ただし、「警戒区域の指定」がされた地域に立ち入ると、罰則が適用さ
れます。

内閣府作成の資料（［PDF］根拠法、体制、判断基準、伝達方法など）
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/kentokai/bousai_specialist2/02/pdf/shiryo2.pdf

一日も早い復旧・復興をお祈りするばかりです。

by Hirono

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（３）９月１２日、東京湾を震源とする震度５弱の地震発生
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９月１２日午前５時４９分頃、東京湾を震源とするマグニチュード５.２
の地震が発生し、東京・調布市で震度５弱の強い揺れを観測したほか、
関東甲信などの各県で震度４や３の揺れを観測しました。
東京大学地震研究所の古村孝志教授は、想定される首都直下地震との関連
について「関東はふだんから地震が多く起きる地震の巣のようなところで、
東京湾直下では過去にマグニチュード５から７クラスの地震がたびたび
起きている。今回の震源はフィリピン海プレートと太平洋プレートの境界
か、プレートの内部と考えられ、発生のメカニズムは国が想定している
首都直下地震の１つと似ているが、この地震が想定の首都直下地震を引き
起こす引き金になるかどうかは分からない」と述べました。そのうえで、
「東京湾直下で想定される地震のマグニチュードは７.３だが、この地震
は地震のエネルギーにして１０００分の１以下で規模が非常に小さい。
しかし、この程度の規模であっても、エレベーターに閉じ込められたり、
水道管が破裂したりする被害が出ているため、今回の地震をきっかけに、
想定される首都直下地震への備えを進める必要がある」と指摘しました。

気象庁　2015.9.12
http://www.jma.go.jp/jma/press/1509/12a/201509120750.html

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（４）９月１４日、阿蘇山が噴火　気象庁が「噴火速報」発表
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９月１４日午前９時４９分頃、熊本県・阿蘇山（標高１５９２メートル）
の中岳第一火口で噴火が発生し、気象庁は午前９時５０分に「噴火速報」
を発表するとともに、今後も同じ規模の噴火が発生する可能性があるとし
て、午前１０時１０分に火口周辺警報を発表して噴火警戒レベルをレベル
２から入山規制を示すレベル３に引き上げました。
阿蘇山は、去年１１月に中岳第一火口でマグマ噴火が起きて以降、活発な
噴火活動をくり返し、今月も３日から１１日にかけて小規模な噴火が発生
していました。
今回の噴火に伴って、気象庁は、８月４日から運用を始めた「噴火速報」
を初めて発表しました。
「噴火速報」は、去年９月の御嶽山の噴火を受けて、２４時間態勢で監視
している全国４７の火山を対象に、初噴火や普段を上回る大規模な噴火が
発生した際、５分以内をめどにテレビやラジオ、携帯端末などに情報を送
る新たなサービスです。
気象庁によりますと、今回「噴火速報」の発表は噴火から約７分後でした
が、「順調だった」としており、今後、住民や観光客らに適切に伝わった
かどうか検証を進めることとしています。

気象庁　2015.9.14
http://www.jma.go.jp/jma/press/1509/14a/asosan150914.html

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（５）９月１７日、チリ中部沖でＭ８.３の大地震　日本にも津波到達
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日本時間９月１７日午前７時５４分頃、チリの首都サンティアゴから２２９
キロ離れた沖合を震源とするマグニチュード８.３の大地震が発生し、チリ
沿岸で、高さ４.８メートル余りの津波が観測され、非常に大きな被害が発生
しました。この地震の影響で１８日朝、北海道から沖縄の広い範囲に津波が
到達し、岩手県久慈市では最大８０センチを観測しました。
地震が起きたチリ沿岸では、太平洋側からナスカプレートと呼ばれる海底の
岩盤が、南米大陸をのせた南米プレートという岩盤の下に沈み込んでいます。
このため過去にもマグニチュード８以上の巨大地震が繰り返し起きていて、
太平洋沿岸の広い範囲で津波の被害が出ています。
このうち、１９６０年には、チリの沖合で、世界の地震観測史上最大のマグ
ニチュード９.５の巨大地震が起きました。この地震で、チリ沿岸部はおよそ
１８メートルの津波に襲われました。およそ２３時間後に三陸沿岸などにも
押し寄せ、１４０人以上の死者・行方不明者が出ました。この津波災害は
「チリ地震津波」と呼ばれています。
また、１８７７年にチリ北部の沖合で起きたマグニチュード８クラスの地震
では、津波によって多くの死者が出たほか、岩手県釜石市に高さ３メートル
の大津波が到達しました。
また２０１０年にはチリ中部の沿岸部でマグニチュード８.８の巨大地震が
起き、地震と津波で５００人以上が死亡しました。
さらに、去年のチリ沖合を震源とするマグニチュード８.１の巨大地震では、
倒壊した建物の下敷きになるなどして６人が死亡したほか、２０００余りの
建物が倒壊する被害が出ました。

気象庁　2015.9.18
http://www.jma.go.jp/jma/press/1509/18i/201509181700.html

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第１位　９月１２日、東京湾を震源とする震度５弱の地震発生
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第２位　チリ地震 津波の第１波到達の予想時刻は
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第３位　９月１４日、阿蘇山が噴火　気象庁が「噴火速報」発表
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