メールマガジン 第92号
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<メールマガジンSignalNow> 2015年8月27日・第92号
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(1)★【SignalNow Professional】半額キャンペーン中!
(2)第40回 「噴火速報」について<Part2>
(3)9月1日「防災の日」
(4)桜島の大噴火に備える
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(2)第40回 「噴火速報」について<Part2>
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8月15日に、鹿児島県・桜島の噴火警戒レベルが「4」に引き上げられ
るなど、このところの火山活動が懸念される中、先週に引き続き、「噴火
速報」についてお届けします。
前号は、「噴火速報」が新設された経緯、通知される要件、通知方法など
をご紹介しました。
今号は、実際に発表された場合の対応方法、今後の課題などについてです。
◆「噴火速報」が発表された場合には
気象庁は、「噴火速報」が発表された場合、登山者や周辺住民に対して
「直ちに身の安全を図ってほしい」と呼びかけています。
避難行動としては、シェルターや避難小屋に退避する、近くの岩陰に隠
れる、直ちに下山する、入山を控え、なるべく山から離れる、などが大
切です。
山頂付近まで登っていて、速報が出たら、すぐに隠れる場所を探し、身
をかがめ、リュックや荷物などで、飛んでくる火山石から、頭を守るだ
けでも、安全確保につながります。
避難地域外の住民にとっても、噴火後、数分以内に通知されることで、
遠くまで飛んでくるかもしれない噴石への対応、防塵、防灰対策などを
いち早く行うことが必要です。
※<参照>噴火時の対応方法等については「SignalNow(第81号):2015
年3月11日」「SignalNow(第82号):2015年3月27日」号に掲載。
まずは「人命を守るための行動を、いち早く取る」という意味において、
とても大切なことですね。
◆「噴火速報」の今後の課題
今回の「噴火速報」は、気象庁が常時監視している47の火山に限られま
すが、日本には110の活火山がありますので、徐々にでも、カバーされ
る火山が増えていけば良いなと思います。
「噴火速報」の発表対象となる47火山のうち、山頂や登山道に防災行政
無線のスピーカーが整備されているのは、東京の青ヶ島だけで、一部に
整備されている火山を入れても浅間山や阿蘇山など、15の火山にとどま
るそうです。
残りの31の火山についても、せっかくの「噴火速報」が現地で流れるよ
う、整備が望まれるところですね。
防災行政無線のスピーカーがない場合、ラジオや携帯アプリ頼みとなる
わけですが、大手携帯電話3社すべての電波を受信できる火山は、北海
道のアトサヌプリと有珠山の2つの火山だけということなので、無線環
境のインフラ整備も進むと良いですね。
気象庁Webサイトの「噴火速報」のページは、こちらのURLです。
http://www.jma.go.jp/jp/funkasokuho/
また、「噴火速報」に対応したスマートフォン向けアプリがApp Store
/Google Playからダウンロードできます。
「緊急地震速報」同様、いざという時のために、スマートフォンにイン
ストールしておくと安心ですね。
前号と合わせて、今月始まったばかりの「噴火速報」をご紹介しました。
次号もお楽しみに!
by Hirono
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(3)9月1日「防災の日」
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「防災の日」は、台風・豪雨・地震・津波などの災害についての認識を
深め、災害に対処する心構えを準備するためとして、昭和35年に制定
されました。また、「防災の日」を含む一週間は「防災週間」と定めら
れています。
9月1日という日付は、大正12年9月1日に発生し、10万人以上の
死者・行方不明者を出した「関東大震災」に由来しています。
また、台風の接近・上陸は8月から9月にかけて多く、昭和34年9月
には、5000人を超える死者・行方不明者を出した「伊勢湾台風」が
襲来しました。このことからも、この時期は防災について考える、いい
機会と言えるでしょう。
「防災の日」および「防災週間」では、各地で防災訓練や、防災知識を
普及・啓発するための行事等が行われます。この機会に、自分の周囲で
起こる可能性がある災害や、身の回りの危険な箇所、また、避難場所や
避難経路等を確認し、災害に備えましょう。
なお、国が所管する防災施設の一つに、平成23年に全面開園となった
「東京臨海広域防災公園」(江東区有明)があります。
平時は、防災にちなんだ各種イベントが行われている他、防災体験学習
施設「そなエリア東京」やバーベキューガーデン等も併設されています
ので、お近くの方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
東京臨海広域防災公園
http://www.ktr.mlit.go.jp/showa/tokyorinkai/
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(4)桜島の大噴火に備える
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2006年6月に桜島南岳東斜面で始まった昭和火口の噴火活動は、2009年
後半から年間約500万トンのペースで火山灰を噴出しています。
火口が成長し、噴火の規模も大きくなっている一方、地下深部から姶良
(あいら)カルデラに上がってくるマグマに比べて噴出量は少ないため
カルデラの地盤は膨張を続けています。
有史時代の桜島大噴火は、764~766年の天平宝字噴火、1471~1476年の
文明噴火、1779~1782年の安永噴火、1914年の大正噴火の4つです。
最大規模だった安永噴火では、新たな島々の出現を伴う海底噴火が2年
余りも続き、津波による人的・物的被害が生じ、地盤が大きく沈下した
ため大潮の満潮時には鹿児島城下が海水につかりました。その後も降灰
が約20年続き、農作物等に甚大な被害が出ました。
大正噴火は安永噴火に次ぐ規模ですが、噴火開始約8時間半後にマグニ
チュード7.1の大地震が発生し、震災による犠牲者が多く出ました。
桜島の過去の大噴火を振り返り、共通の現象と違いや多様性を認識し、
犠牲者を出さないように、今から備えておくことが大切です。
なお、鹿児島市は、桜島の活動に伴い、桜島地域以外の場所においても
地震が発生する恐れがあるとして、予測震度分布図等を公開し警戒を
呼び掛けています。
NHK「そなえる防災」 2014.1.31
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20140120.html
鹿児島市「鹿児島湾直下の地震における震度分布図」 2015.3.20
http://www.city.kagoshima.lg.jp/shimin/kikikanri/kikikanri/kurashi/bosai/bosai/jishin/shindo.html
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□■■ ~最近のFacebook「いいね!」トップ3~ ■■□
第1位 桜島 大噴火の被害想定
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1017027908329892/
第2位 南海トラフ地震、海保調査「年間6センチ海底が移動」
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1018729148159768/
第3位 桜島 火山性地震が急増 警戒レベル4に
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1017000941665922/
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緊急地震速報システムSignalNowシリーズの開発・配信事業は、
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緊急地震速報 地震動の予報業務の許可事業者 許可第143号
派遣事業免許 一般労働者派遣事業許可書 般12-09-0047
一般第二種電気通信事業者 A-11-3221
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