メールマガジン 第183号
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<メールマガジンSignalNow> 2019年12月15日・第183号
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(1)2分で読める防災コラム 第129回
防災関連今年の10大ニュース
(2)関東で相次ぐ地震 それぞれに関連性なし 引き続き注意を
(3)11月の地震活動及び火山活動
(4)11月の地殻変動
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(1)2分で読める防災コラム 第129回
防災関連今年の10大ニュース
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今年も1年、ご愛読まことにありがとうございました。
今年の最終号となりますので「防災関連今年の10大ニュース」をお届け
します。(SignalNowメルマガ編集部のセレクトです。)
では、第10位からカウントダウン形式で発表します!
【第10位】 「避難勧告等に関するガイドライン」改定(3月)
これまでよりもシンプルに、「警戒レベル」と「避難行動」を結びつけ
て5段階にわかりやすく設定し、どの時点で避難すべきかの明確化が行
われました。
【第9位】 浅間山で噴火発生(8月)
8月7日に浅間山で噴火が発生し、気象庁から「火口周辺警報(噴火警
戒レベル3、入山規制)」が発表されました。
山頂火口から概ね4kmの範囲で、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼
びかけられました 。
【第8位】 山形県沖でM6.7の地震(7月)
2019年6月18日、山形県沖でマグニチュード(M)6.7の地震が発生し
ました。
今回の山形県沖の地震は1964年新潟地震のタイプと同様で、大陸地殻の
中に発達した地震断層が作用したとみられます。
【第7位】 千葉県南部で震度5弱の地震(5月)
5月25日、千葉県南部の深さ約40kmでM5.1の地震が発生し、震度5弱
を観測しました。
東京ディズニーリゾートでは、地震発生後に安全点検のため、すべての
アトラクションの運転を一時停止する事態となりました。
【第6位】 福島県沖で震度5弱の地震(8月)
8月4日、福島県沖の深さ45kmでM6.4の地震が発生し、宮城県と福島
県で震度5弱を観測し、震度1から4までの揺れが北海道から近畿にか
けて、東日本全体にわたる広域で観測されました。
気象庁は、8年前の東北沖の巨大地震の余震と考えられるとしています。
【第5位】 熊本県で震度6弱の地震(1月)
1月3日、熊本県熊本地方の深さ約10kmでM5.0の地震が発生し、震度6
弱を観測しました。
気象庁は、2016年4月に震度7を2度も観測するなどした「熊本地震」
とは震源域が20km程度離れていることから「別のものと考えられる」と
しています。
【第4位】 胆振地方中東部で震度6弱の地震(2月)
2月21日夜、北海道の胆振地方中東部の深さ約30kmでM5.8の地震が発
生し、震度6弱の地震を観測しました。
気象庁によると、昨年甚大な被害をもたらした「北海道地震」の一連の
活動と考えられ、当分続く可能性があるとして注意を呼びかけています。
【第3位】 九州南部の豪雨災害(6月・7月)
梅雨前線が6月28日から7月3日にかけて九州南部に1週間近くも停滞
し、九州南部を中心に集中的に豪雨が降り続き、記録的な総雨量となっ
て河川の堤防が決壊し、各地で土砂崩れも発生する大災害となりました。
【第2位】 台風15号の大災害(9月)
9月8日から9日かけて「台風15号」が強い勢力を保ったまま関東地方
に上陸し、千葉市中央区では最大風速35.9m、最大瞬間風速57.5mの猛烈
な風が吹くなど、各地で観測史上1位の最大風速や最大瞬間風速を観測
しました。
豪雨と強風によって、死傷者、建物被害、停電・断水、電話・通信障害
など多数、道路の被災による通行止め、鉄道の運休、航空機の欠航など
の大災害となりました。
【第1位】 台風19号の甚大な災害(10月)
大型台風19号は、気象庁が「数十年に一度の災害」と発表するほどの強
い勢力を保ったまま、10月12日夜に静岡県の伊豆半島に上陸し、13日
の午後にかけて関東を縦断し、13日未明に東北地方の東海上に抜けると
いう進路を取り、広範囲に深刻な災害をもたらしました。
気象庁では、早くから「昭和33年の狩野川台風に匹敵する記録的な大雨
になる」と警戒を呼びかけ、上陸前する前から各地に大雨と強風をもた
らし、年間降水量の3割から4割に当たる雨が、わずか1日から2日の
間で降るという記録的なものでした。
各地で、観測史上最大の風速・瞬間風速が観測され、次々に河川が氾濫
し、多数の死傷者・行方不明者、建物の損壊、ライフラインなど、甚大
な被害となりました。
現在もまだ、復旧・復興のさなかにあり、被災された皆さまには、心よ
りお見舞い申し上げ、早期の復旧・復興をお祈りするばかりです。
来年も引き続きご愛読のほど、どうぞよろしくお願いします。
by Hirono
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(2)関東で相次ぐ地震 それぞれに関連性なし 引き続き注意を
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気象庁によりますと関東では11月3日と4日、最大震度4や3の揺れを
観測する地震が合わせて5回発生したほか、5日夜も震度3の揺れを観測
する地震が起きました。
震源地は茨城県北部と南部、栃木県北部の大きく3つに分けられ、この
うち茨城県北部と栃木県北部で起きた地震は深さ10キロと、陸のプレー
ト内の浅いところで発生した地震だということです。
また茨城県南部の地震は深さが50キロから60キロで、陸のプレートと、
その下に沈み込む「フィリピン海プレート」との境目で発生した地震で、
過去にも多くの地震が発生している場所だということです。
気象庁はそれぞれの地震の発生場所や深さ、メカニズムが異なるため関
連性はないと考えられるとしたうえで、「関東はふだんから地震活動が
活発で、今が特異な状況になっているわけではない。改めて備えを見直
すなど引き続き注意してほしい」としています。
TEAM防災ジャパン 19.12.9
https://bosaijapan.jp/news/【普及啓発】関東で相次ぐ地震-それぞれに関連性/
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(3)11月の地震活動及び火山活動
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■地震活動
全国で震度3以上を観測した地震の回数は15回で、このうち、最大震
度4以上を観測した地震は3回でした。
日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は63回でした。
■火山活動
警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。
西之島では、12月5日(期間外)に火口周辺警報(火口周辺危険)か
ら火口周辺警報(入山危険)に引き上げ、火山現象に関する海上警報
を発表しました。
霧島山(新燃岳)では、18日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベ
ルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げ
ました。
薩摩硫黄島では、2日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1
(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
浅間山では、6日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺
規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
気象庁 19.12.9
http://www.jma.go.jp/jma/press/1912/09a/1911jishin.html
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(4)11月の地殻変動
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東日本の広い範囲で、2011年東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見
られます。
火山周辺では、硫黄島において大きな地殻変動が見られます。
硫黄島では、GNSS観測によると、10月10日から14日にかけて、急激
な地殻変動が観測されました。
その後、「硫黄島1」及び「M硫黄島A」では隆起、「硫黄島1」は北西
向き、「硫黄島2」は南向きに変動しています。
また、だいち2号によるSAR干渉解析結果によると、硫黄島東部では、
隆起とみられる変動が継続して見られます。
桜島周辺では、2019年10月頃から島内の基線で、わずかな伸びが見ら
れます。
国土地理院 19.12.9
https://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2019-goudou1209.html
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