メールマガジン 第182号  

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<メールマガジンSignalNow> 2019年11月15日・第182号
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(1)2分で読める防災コラム 第128回
「第2回世界防災フォーラム」について
(2)10月の地震活動及び火山活動
(3)10月の地殻変動

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(1)2分で読める防災コラム 第128回
「第2回世界防災フォーラム」について
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今号は、11月9日から12日までの4日間にわたって開催された「第2回
世界防災フォーラム」についてです。

「世界防災フォーラム(WBF:WORLD BOSAI FORUM)」は、東日本大震災の
教訓を基に、国内外の防災課題や解決策を幅広く議論する国際会議で、
2017年の第1回に続いての開催となります。

WBFは、スイス・ダボスで開催される「国際災害・リスク会議(IDRC)」
と連携して、スイスと日本で隔年開催されています。

<参考>WBFのWebサイト
http://www.worldbosaiforum.com/

1.「第2回世界防災フォーラム」の概要について

主会場は仙台市青葉区の仙台国際センターで、40以上の国と地域から約
900人が参加し、大小64のセッションが開かれました。

関連のイベントとして、10日に「仙台防災未来フォーラム」(仙台市主
催)、10日と11日は見本市「震災対策技術展東北」が開かれ、約1万人
の来場がありました。

今回のテーマは「311を未来へつなぐ」で、東日本大震災を契機に日本な
らではの防災にまつわる先進的な取組みが進み、さまざまな「防災イノ
ベーション」が生まれています。

これらの情報提供を通して防災意識を高め、防災の知恵を出し合って国内
外の人々と共有したいという想いが込められています。

2.東北大学の「防災の国際ルール作り」提唱について

東北大学は、国際標準を所管する経済産業省や、実務を担う日本規格協会
などと「防災の国際ルール作り」を進めていることを発表しました。

これまでの「防災に関する国際規格」では、事業継続や耐震設計など個別
のものはありましたが、包括したものはありませんでした。

東北大学が事務局を務め、原案がまとまり次第、防災ニーズの高いアジア
を中心とした国などにも協力を呼びかけ、ワーキンググループを設けると
しています。

早ければ21年度にも、国際標準化機構(ISO)に国際標準の原案を「防災
ISO」として申請する予定です。

*ISO:スイス・ジュネーブに本部を置く「国際標準化機構」の略称。
世界的な製品やシステムなどを規格化する組織で、例えば、非常口のマー
クや食品の衛生管理などが国際規格化されている。

防災ISOは、備蓄食の保管や災害情報の共有方法(エリアメールの仕様な
ど)、インフラ整備などあらゆる分野を含むものになります。

備蓄食の保管では、地域の男女比や障害者数を踏まえた仕様や子どもが多
い地域では乾パンよりも柔らかいものを多く用意したり、海外にルーツが
ある人が多ければイスラム教徒でも食べられる「ハラール食」を用意した
りするなど、国際規格としての統一を目指します。

[出典] 東北大学Webサイトほか

海外には「防災=災害を防ぐ」という概念・言葉がありません。

もちろん、自然の猛威は防ぎようがありませんが、それを災害にしてしま
うか、それを防ぐあるいは可能な限り軽減する「減災」も、人々の知恵と
その取組み次第です。

例えば、建物の耐震・制震化、大雨の水を「逃がす場」を作っておく、
「土砂災害」を防ぐ対策など、あらかじめ「できること」はいろいろあり
ます。

世界防災フォーラムは、この「BOSAI」という日本ならではの概念・言葉
を世界へ伝える場として、防災を少しでも世界に広める取組みの一環でも
あります。

日本発の「BOSAI」が、世界各地で発生する災害の軽減につながれば素晴
らしいことですね。
次回もお楽しみに!

by Hirono

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(2)10月の地震活動及び火山活動
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■地震活動
全国で震度3以上を観測した地震の回数は7回で、このうち、最大震度
4以上を観測した地震は1回でした。

日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は79回でした。

■火山活動
口永良部島では、10月28日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベル
を2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。

薩摩硫黄島では、11月2日(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警
戒レベルを1(活火山であることに留意)からレベル2に引き上げました。

浅間山では、11月6日(期間外)に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを
2から1に引き下げました。

箱根山では、10月7日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2から1
に引き下げました。

気象庁 19.11.11
http://www.jma.go.jp/jma/press/1911/11b/1910jishin.html

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(3)10月の地殻変動
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東日本の広い範囲で、2011年東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見ら
れます。

火山周辺では、硫黄島において大きな地殻変動が見られました。

2018年春頃から九州北部で、2018年秋頃から四国西部で、それまでの傾
向とは異なる地殻変動が検出されていますが、6月頃から停滞している
ように見えます。

この変動は、日向灘北部及び豊後水道周辺のフィリピン海プレートと陸
のプレートの境界深部における長期的ゆっくりすべり(スロースリップ
現象)によるものと推定されます。

硫黄島では、GNSS観測によると、10月10日から14日にかけて、「硫黄
島1」及び「M硫黄島A」が16cm以上沈降し、「硫黄島1」が14cm程度
北西向き、「M硫黄島A」が6cm程度東北東向き、「硫黄島2」が1cm程
度北北東向きに変動しました。

国土地理院 19.11.11
https://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2019-goudou1111.html

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第1位 10月12日 千葉県南東沖で震度4の地震
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第2位 3.11炉心融解を予言した医師が警鐘 台風に続く「噴火と地震」
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第3位 予測困難な噴火 火山情報のジレンマ
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