メールマガジン 第162号
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<メールマガジンSignalNow> 2018年7月27日・第162号
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(1)2分で読める防災コラム 第108回
「西日本豪雨」災害について
(2)津波予報データベースを全国的に改善
(3)地域の地震防災に強い味方!
~4つの断層帯の12の活断層図を公開~
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(1)2分で読める防災コラム 第108回
「西日本豪雨」災害について
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今号も、前号に引き続き、大災害となりました「西日本豪雨」について
の続報です。
被災されたみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。
7月5日から7月8日にかけて降り続けた「西日本豪雨」から3週間が
経過し、いろいろなことがわかってきました。
1.被害状況等について
「数十年に一度の災害」レベル時に発報される「大雨特別警報」が11
府県で出されるなど、かつてない事態となりました。
避難指示・勧告を受けた住民は、7月7日の時点で約863万人に達しま
した。
これまで死者218人、安否不明が12人、家屋の損壊は3万棟を超えて
います。(7月20日時点)
政府は、7月24日の閣議で、激甚災害に指定することを決定しました。
2.いくつもの町が「水没」にまで及んだ理由について
「西日本豪雨」において、6府県の8ダムの水量が満杯に近づき、緊
急的に放流する「異常洪水時防災操作」が行われ、下流域では一気に
水量が増えて次々に河川が氾濫し、いくつもの町が水没し、多くの人
命が失われてしまいました。
大雨に関する各種警報が出ていた時点で、ダムの許容量を超える可能
性を考え、河川が氾濫しないレベルで、水量を調整する「洪水調節」
が行われていれば、「水没」にまでは到らず、これは「人災なのでは
ないか」という意見・分析もあります。
ダムの管理事務所は、市町村へ「放流」の通告を行っていましたが、
下流の住民には、河川が氾濫するリスクに関する警告が、的確に伝え
られなかったという指摘もあります。
最も被害の大きかった地域に避難指示が出されたのは、河川が決壊す
る4分前だったそうです。
「西日本豪雨」では、大雨という自然災害に加えて、この「ダムの放
流」がさらなる被害拡大を引き起こしたとも考えられるところです。
3.高知市の「豪雨対策」について
高知市でも、岡山・広島・愛媛などの被災地と同じ程度となる374ミリ
の雨量を記録しましたが、比較的に、被害は最小限度に抑えられまし
た。
これは、2014年8月の台風12号に伴う豪雨の「教訓」が生かされた結
果とのことです。
この時は、今回の豪雨の2倍以上となる72時間で829.5ミリを記録し、
市内全域には避難勧告が出され、鏡ダムの水位は、あと1メートルであ
ふれるところまで迫ったそうです。
この時、鏡ダムの管理事務所が、ゲートの開閉をコンピューター制御
から手動による操作に変更し、下流の水位と降雨量の数値を見極めな
がら、人間の判断で数センチのレベルでゲートの開閉を行い、寸前の
ところで氾濫を防いだとのことです。
高知県は、この時の教訓から、長い時間をかけて治水工事を進め、高
知市ではほとんどの地域で、1時間あたり77ミリの豪雨に襲われても
対応できる排水能力を持つに到ったとのことです。
それに対して、東京都の排水能力は1時間あたり50ミリ、岡山や広島
は40ミリから50ミリ程度とのことです。
ぜひとも「西日本豪雨」災害を教訓に、大雨時の「ダムの放流」のし
かた、河川氾濫の危険性の告知方法、治水計画の見直し、治水工事に
よる排水能力の強化など、国を挙げて進めていって欲しいものですね。
by Hirono
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(2)津波予報データベースを全国的に改善
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平成28年11月22日に発生した福島県沖の地震では、地震直後に宮城
県に対し津波注意報を発表しましたが、宮城県仙台港で津波警報基準
(1m)を超える津波を観測したため、津波警報に切替を行いました。
この過小予測の主な原因は、実際に発生した地震の断層の向きが、津
波予報で用いたデータベースに保存されているシミュレーションに用
いたものと、異なっていたためでした。
これを受け気象庁では、福島県沖の地震で実際に発生した地震の断層
の向きに基づく津波シミュレーションを行い、その結果を反映した津
波予報データベースの改善を平成29年3月に先行的に行いました。
その後、全国の海域について、近年発生している地震と津波予報デー
タベースについて、それぞれの断層の向き等を比較する点検を実施し
た結果、北海道から関東地方の太平洋沿岸、及び八重山諸島から台湾
付近などを中心に、津波予報データベースの想定と大きく異なる断層
をもつ地震が発生している領域があることがわかりました。
今般、これらの領域で発生する地震に対して、実際の断層の向き等に
基づく新たな約2,200通りの津波のシミュレーションを行い、津波予報
データベースに追加することといたしました。
これにより、従来よりも適切な津波警報等を発表できるようになり、
改善した津波予報データベースは、平成30年7月17日14時より運用
を開始しました。
気象庁 18.7.17
http://www.jma.go.jp/jma/press/1807/17a/tsunamidatabase180717.pdf
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(3)地域の地震防災に強い味方!
~4つの断層帯の12の活断層図を公開~
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国土地理院は、平成7年1月の阪神・淡路大震災を契機に、政府の地震
調査研究推進施策の一環として、全国の主要な活断層帯を対象に、活
断層の詳細な位置や関連する地形の分布等の情報を整備し、
「1:25,000活断層図」として公開しています。
今回新たに、糸魚川-静岡構造線断層帯とその周辺「白馬岳改訂版」
など12図葉を整備し7月12日に公開しました。
国土地理院 18.7.12
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/afm_kouhyou201807.html
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□■■ ~最近のFacebook「いいね!」トップ3~ ■■□
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第1位 7月7日、千葉県東方沖で震度5弱の地震を観測
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第2位 7月17日、茨城県沖で震度4の地震を観測
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第3位 7月16日、日高地方東部で震度4の地震を観測
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1996864983679508/
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