メールマガジン 第155号  

⇒2018年03月27日・第154号      ⇒2018年03月11日・第153号      ⇒最新 一覧

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
<メールマガジンSignalNow> 2018年4月11日・第155号
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

――――――――― SignalNow 公式SNS ―――――――――――

Facebook1 https://www.facebook.com/SignalNow/
Facebook2 https://www.facebook.com/SignalNowEEW/
Twitter  https://twitter.com/ka23japan/
Google+  https://plus.google.com/b/102808364357144536789/

■■□――――――――― INDEX ――――――――――□■■

(1)2分で読める防災コラム 第101回
「南海トラフ地震」への対応について
(2)知ってますか? 南海トラフ巨大地震の新情報
(3)草津白根山の噴火 ~突然の噴火が意味するもの~
(4)3月の地震活動及び火山情報について

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
(1)2分で読める防災コラム 第101回
「南海トラフ地震」への対応について
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

今号は、「今後30年以内に70%の確率で発生する」とされ、太平洋
側のほぼ日本全域への影響が心配される「南海トラフ地震」について
です。

1.政府の「中央防災会議」の対応について

内閣府は3月27日、政府の中央防災会議に「南海トラフ沿いの異常な
現象への防災対応検討ワーキンググループ(WG)」を設置し、4月12
日に第1回会議を開催と発表しました。

*中央防災会議:災害対策基本法に基づいて内閣府に設置された重要
政策を決定する国の会議の1つ。総理大臣、防災担当大臣を始めとす
る全閣僚(17人以内)、指定公共機関の長(4人)、学識経験者(4
人)によって構成される。内閣府に事務局を置く。

ワーキンググループは、座長 菅義偉(内閣官房長官)、主査 福和伸
夫教授(名古屋大学)を始め、19名の地震専門家や静岡県・高知県知
事にて構成されるとのことです。

検討会での論点は、次の2点とされ、年内に取りまとめる予定とのこ
とです。

A.南海トラフ沿いで、異常な現象が観測された場合の防災対応の在
り方
B.上記の防災対応を実行するに当たっての社会的なしくみなど

ここで言う「南海トラフ沿いでの異常」とは、主に次のものを想定し
ています。

◇ 南海トラフの東側で、M8クラスの大規模地震の発生した場合
◇ 南海トラフ沿いで、大規模地震より1レベル小さいM7クラスの
地震の発生した場合
◇ 東海地震の判定基準とされるようなプレート境界面での「すべり」
が発生した場合

中央防災会議ではこれまで、「異常」発生時における、新たな津波対
応ガイドラインの策定に向けて、愛知県を中心に、静岡県、高知県の
ほかのエリアでモデル地区を設置し、津波対応などの新たな取組みを
検討してきています。

新会議では、モデル地区の検討状況も踏まえながら、より具体的な議
論を進めていく予定とのことです。

2.気象庁の発表について

気象庁は3月26日、定例の検討会で「2月下旬以降、四国中西部でプ
レートのスロースリップ(ゆっくりすべり)による地殻変動が起きて
いる」と発表しました。

スロースリップが観測されたのは、2017年7月以来(約9か月ぶり)
で、2月21日以降、徳島県から豊後水道のプレート境界付近を震源と
する「深部低周波地震」を観測したとのことです。

通常の地震波よりも、周波数の低い微小な揺れを「低周波地震」と言
います。

活動的な火山の地下でも「低周波地震」が発生することがあり、火山
活動の監視などに活かされています。

一方、プレート境界の深さ30から40km付近でも、低周波地震が発生
することが知られており、これを「深部低周波地震」と言います。

また深部では、周波数の低い微小な揺れが、長時間にわたって継続的
に放出される現象も見られ、「深部低周波微動」と呼ばれています。

プレート境界で、スロースリップ(ゆっくりすべり)が発生している
時に、深部低周波地震や深部低周波微動も多く発生しやすいと言われ
ています。

「スロースリップ」とは、地下のプレートの境界付近の断層が、ゆっ
くりとずれ動く現象のことです。

南海トラフ地震の想定震源域では、海洋プレートの沈み込み地帯で繰
り返し起こることが、これまでの調査で明らかになっています。

次号は「スロースリップについて」です。

by Hirono

 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
(2)知ってますか? 南海トラフ巨大地震の新情報
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

東日本大震災を大きく上回る被害が想定される「南海トラフ巨大地震」。

「その発生の可能性が高まった」場合に、国は新たな情報を発表するこ
とを決め、去年11月から運用を開始しています。

ところが、専門家の調査で、この情報の内容を8割以上の人が知らない
ことがわかりました。

NHK 18.3.28
https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_0328.html?utm_int=tokushu-new_contents_list-items_006

 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
(3)草津白根山の噴火 ~突然の噴火が意味するもの~
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

2018年1月23日、突然、草津白根山が噴火し、火口から飛来した噴石に
当たって1人の自衛官が亡くなったほか、11人が重軽傷を負いました。

この噴火は、もともと地下の浅い所にあって安定していた熱水だまりが
何らかのきっかけで不安定化し、熱水が一挙に水蒸気化して、体積が急
膨張したために生じた水蒸気噴火であったと考えられます。

この噴火が衝撃的だったのは、噴火場所が、気象庁が重点的に監視観測
していた白根山の湯釜火口付近ではなく、これまで3000年以上活動がな
いと思われていた本白根山であったことです。

この噴火でもう一つ問題となったのは、噴火速報が出されなかったこと
です。

噴火が発生してから出される情報なので、噴火に直面している火口周辺
の登山客などには間に合わないかもしれませんが、噴火速報は本来、後
続の登山客に危険を知らせるためのものです。

今回の噴火は幸いにして短時間で収まりましたが、噴火は次第に大きく
なることもよくあります。

噴火直後に発生の事実を知らせることは、被害を最小限に抑えるために
有効なのです。

そなえる防災 18.3.30
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20180314.html

 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
(4)3月の地震活動及び火山情報について
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

地震活動
3月1日に西表島付近でM5.6の地震が発生し、最大震度5弱を観測しま
した。

全国で震度3以上を観測した地震の回数は15 回で、このうち、最大震度
5弱を1回、最大震度4を観測した地震は2回でした。

日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は73 回でした。

火山活動
霧島山(新燃岳)では、1日から8日にかけて噴火が連続的に発生し、6日
以降は爆発的噴火が発生するなど、活発な噴火活動が継続しました。

弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から概ね3kmまで、火砕流が概
ね2kmまで達する可能性があります。
そのため、火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。

桜島では、昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲で、噴火に伴
う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください

口永良部島では、新岳火口から概ね2kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描
いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

気象庁 18.4.9
http://www.jma.go.jp/jma/press/1804/09a/1803jishin.html

 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
□■■ ~最近のFacebook「いいね!」トップ3~ ■■□
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

第1位 アフリカ大陸は分断される? ケニアで巨大な亀裂が突如出現
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1871647572867917/
第2位 都内30駅「大地震で危険度が高い」ランキング
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1858682000831141/
第3位 震度6強で倒壊の危険、都内251棟 ニュー新橋ビルも
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1866559076710100/

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
♪見守りケロタンからのお知らせ♪
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

◆SignalNow X (無償版) ダウンロードサービス実施中!!
http://www.estrat.co.jp/signalnowx.html
---------------------------━━━━★
◆“SignalNow mobile for Android”販売中!
Android(TM)搭載のスマートフォン向けに開発した高度利用者向け
緊急地震速報アプリです。気象庁の新津波電文に対応し、津波警報・
注意報も通報することができます。
■Google Play Storeからダウンロードできます。
https://goo.gl/8jQz6L
---------------------------━━━━★
◆SignalNow ProfessionalのDVD版はAmazonから購入いただけます!
1年版 2,160円(通常9,800円)。
DVD版のお求めはこちらから
http://amzn.to/1b8BhyZ
---------------------------━━━━★
◆新津波電文対応SignalNow Lite、販売中!!
気象庁の新津波電文に対応し、津波警報・注意報も通報することが
できます。「高度利用者向け緊急地震速報(予報)」を利用した通報
システムです。
http://www.estrat.co.jp/snlite.html
---------------------------━━━━★
◆抗菌・消臭 ハイブリッド光触媒「ギアタイト」
光の力(太陽光・室内光)で、空中噴霧・塗布して効果を発揮します。
100倍希釈噴霧用粉末「4g入り」10包セットで8,640円
http://amzn.to/17slOcS
・~・~・~・~・~・~・~・発行元・~・~・~・~・~・~・
ストラテジー株式会社
〒182-0023 東京都調布市染地2-14-50
SignalNowシリーズの開発・配信事業を行っています。
緊急地震速報 地震動の予報業務の許可事業者 許可第198号
http://www.estrat.co.jp/
・~・~・~・~・~・~・~・編 集・~・~・~・~・~・~・
株式会社小林洋行コミュニケーションズ SignalNowデスク
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-15-7
https://kobayashiyoko-com.jp/sn/
・~・~・~・メールマガジンの配信停止・配信先の変更・~・~・
次のアドレスからお手続きをお願いします。
https://www.kobayashiyoko-com.jp/sn/maga/form.php
※配信停止・配信先の変更は、配信リストの更新に数日かかるため、
配信停止後も数回配信されてしまうことがあります。
・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
このメルマガは、SignalNow シリーズをご利用いただき、メルマガ
送信に同意された皆様にお送りしております。
このメルマガは、等幅フォントで最適にご覧いただけます。
・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
このメールは送信専用アドレスにてお送りしています。
ご返送いただいても、対応いたしかねますのでご了承ください。
━━━━━━━━━━━━━Copyright 2018 Strategy Corporation.

ページのトップへ戻る