メールマガジン 第154号  

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<メールマガジンSignalNow> 2018年3月27日・第154号
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(1)2分で読める防災コラム 第100回
新しい「緊急地震速報」について
(2)南海トラフ、「ゆっくり滑り」広範囲に発生 海洋機構など
(3)南海トラフ監視に新手法 静岡県立大と静岡大が発表
(4)謎の大津波? 海底地すべりに迫る

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(1)2分で読める防災コラム 第100回
新しい「緊急地震速報」について
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このコラムの連載も、ついに「100回」目となりました。
このように永らく続けられましたのも、読者の皆様のおかげです。
日頃のご愛読、改めてお礼申し上げます。
今後とも引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、いよいよ「緊急地震速報」が、3月22日から新しく改訂されまし
た。

これまで「震度5弱以上の強い揺れ」が予測された場合でも、発令は1
度だけでしたが、今後は90秒後まで「続報」が発表され、より広い範囲
に警戒が呼びかけられるようになりました。

東日本大震災の際に、関東など震源から離れた地域でも、大きな被害が
生じたことを教訓に、より広範囲な地域を対象とした「続報」を発表す
るための取組みが行われてきたことによります。

東日本大震災の際には、最初の「P波」を検知してから8.6秒後に、宮
城県と岩手県、福島県、秋田県、それに山形県で「強い揺れ」が予想さ
れるとして、緊急地震速報が発令されました。

この時点で、システムが検知したマグニチュードは「7.2」でした。

しかし実際には、海溝型の巨大地震だっために、地中のプレートが連続
的に割れ続け、すべてが割れ終わるまでに3分近くもかかり、最終的な
マグニチュードは「9.0」に達しました。

最終的な震源域は、岩手から茨城までの約500キロにも及びました。

こうして、埼玉県や千葉県で震度6弱、東京都内で震度5強など、震源
から離れた関東の各地でも「強い揺れ」を観測しながら、関東では「緊
急地震速報」が発令されませんでした。

このような事態をカバーする方法として、気象庁は新たに「PLUM法
(Propagation of Local UndampedMotion 法)」と呼ばれるシステムを
導入しました。

「PLUM法」は、最大30キロ離れた地域の震度まで予測することができ、
続報を発令し続けます。

「PLUM法」では、震源や規模に関係なく、地震計のデータ分析から直接、
予測震度をはじき出すため、震源域が広がっていく地震にも対応でき、
従来の手法との併用によって、震源から遠い地域にも「続報」が出せる
というものです。

ただし、最長の90秒後まで「続報」が発令され続けた場合、最後に大き
な揺れが到達するには、もう10秒程度の猶予しかないため、気象庁は
「緊急地震速報の限界や猶予時間の短さをご理解の上、とっさにどう行
動し、どう安全を確保すれば良いのか、日頃から確認して欲しい」とし
ています。

この新しい「緊急地震速報」を、東日本大震災の場合でシミュレーショ
ンすると、次のように順次発令されていくとのことです。

1.地震計が「P波」と呼ばれる小さな揺れを検知してから13秒後に、
宮城県や山形県などへ、最初の緊急地震速報を発令。

2.その34秒後に、関東と北海道の道南、新潟県、石川県、長野県に
「続報」として発令。

また、一昨年の熊本地震の場合でシミュレーションすると、次のように
順次発令されるとのことです。

1.「P波」の検知から3秒後に、熊本県に最初の緊急地震速報を発令。

2.その3秒後に、福岡県、佐賀県、長崎県など、九州の広い範囲に
「続報」として発令。

3.さらにその5秒後には、中国地方や四国にも「続報」として発令。

<参考資料:気象庁「緊急地震速報の資料」>
http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/shiryo/shiryo.html

 

■ストラテジー社の製品について(代表より)

3月22日からの「PLUM法」開始にあわせ、当社ストラテジーの
緊急地震速報のシステムは、移行処置電文に対応しています。

<参考:ストラテジー「2018.3.22 緊急地震速報(PLUM法)への
対応についてのお知らせ」
http://www.estrat.co.jp/pdf/info_20180322.pdf

 

by Hirono

 

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(2)南海トラフ、「ゆっくり滑り」広範囲に発生 海洋機構など
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海洋研究開発機構は3月14日、南海トラフ巨大地震の想定震源域で「ゆっ
くり滑り」と呼ぶ現象が広い範囲で繰り返し起きている可能性があると
発表しました。

震源域よりも浅い部分では「超低周波地震」と呼ぶ非常にゆったりとし
た揺れが観測され、ゆっくり滑りも同時に発生していました。

ゆっくり滑りは東日本大震災の前にも発生しており、監視することで
大地震発生の手がかりなどの解明につながると期待されています。

TEAM防災ジャパン 18.3.16
https://bosaijapan.jp/news/【技術・仕組】南海トラフ、「ゆっくり滑り」広/

 

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(3)南海トラフ監視に新手法 静岡県立大と静岡大が発表
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静岡県立大と静岡大の研究グループが3月16日、地震活動を統計処理す
ることで南海トラフ巨大地震の震源域にかかっている力の状態を推定す
ることに成功したと発表しました。

南海トラフ沿いの想定震源域付近の過去10年分の地震を解析し、平均的
な関係からのずれを示す「b値」の分布を調べたところ、プレート境界
の固着が強い領域でb値が低い(小さい地震に対して大きい地震の割合が
多い)という相関関係があることが分かりました。

県立大グローバル地域センター地震予知部門総括の楠城一嘉特任准教授
は「b値という指標を使って南海トラフ沿いの地震発生の切迫性を評価
できる可能性が出てきた」としています。

TEAM防災ジャパン 18.3.20
https://bosaijapan.jp/news/【技術・仕組】南海トラフ監視に新手法-静岡県立/

 

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(4)謎の大津波? 海底地すべりに迫る
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東日本大震災から7年が経過しました。

あの大津波を教訓に国や自治体は、今後予想される南海トラフの巨大地
震などについて、「想定外の被害」が2度と起きないよう、「科学的に
最大」とする地震や津波の想定を作っています。

しかし、これに一石を投じる研究がまとまりました。

それが「海底地すべり」によって局地的に高い津波が引き起こされると
いうシミュレーションです。

NHK 18.3.13
https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_0313_2.html?utm_int=tokushu-web_contents_list-items_005

 

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第1位 秋田駒ケ岳で低周波地震続く
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1845503398815668/
第2位 薩摩硫黄島で火山性地震が増加
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1854458594586815/
第3位 南海トラフ巨大地震の新情報 8割超が内容知らず
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1845659175466757/

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