メールマガジン 第72号
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<メールマガジンSignalNow> 2014年10月27日・第72号
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(1)「富士山は『5年以内』に必ず噴火する」
(2)巨大噴火、今後100年に1% 「超巨大」なら列島まひ
(3)第20回 最新の巨大地震研究の成果<Part2>
(4)自治体訓練にオスプレイ初参加 被災者救助 南海トラフ地震を想定
(5)首都直下想定し訓練=JRと連携、列車から救出-東京消防庁
(6)危険を点検「減災」伝授 幸町小で東北大が授業
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(1)「富士山は『5年以内』に必ず噴火する」
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東日本大震災で地殻の大変動期に入った日本。そのことを忘
れかけている日本人に、御嶽山の噴火を予測した専門家が衝
撃的な警告を発している。5年以内にあの富士山が噴火する
というのだ。
現代ビジネス2014.10.15
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40761
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(2)巨大噴火、今後100年に1% 「超巨大」なら列島まひ
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神戸大大学院理学研究科の巽好幸教授(マグマ学)らは22日、日本で巨
大カルデラ噴火が発生する可能性は今後100年で約1%という研究成果
を発表した。これよりも発生頻度の低い超巨大噴火が九州中部で起きたと
想定すると、日本列島のほぼ全土を降灰が覆い、1億1千万人以上の生活
がまひする可能性があるという。
神戸新聞NEXT2014.10.18
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201410/0007440299.shtml
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(3)第20回 最新の巨大地震研究の成果<Part2>
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前号に引き続き、最新の巨大地震研究の成果をご紹介します。
◆地震波トモグラフィー
地震波によって、見えない地下を画像化する「地震波トモグラフィー」と
いう手法による、最新の巨大地震の研究が進められています。
地震波は、地下の硬い所では速く伝わり、柔らかい所では遅くなるため、
地上への到達時間は差が生じます。
2点間の地震データ分析により、地層の硬い所と軟らかい所がわかり、多
くの地震波をとらえ続けることで、硬い所とやわらかい所が立体的に浮か
び上がり、地下の構造が見えてきます。
この手法によって、これまで見ることができなかった地下の構造を可視化
するのが「地震波トモグラフィー」です。
海洋研究開発機構の小平上席研究員のチームは、エアガンを使って人工的
に地震波を発生させ、地下から反射してくる地震波を捉えてデータを詳し
く分析することで、海底下のプレートの断面を詳細に描き出しました。
この「地震波トモグラフィーによる可視化」によって、震源付近の硬い領
域ではプレートの表面が起伏に富んでいることがわかり、地下20km付近に、
高さ約2kmの大きな山が発見されたのです。
そして、この山こそ、東日本大震災の震源の中心、発生地点であったこと
を、ついに突き止めたのです!
プレート表面の硬軟入り組んだ構造のうち、東日本大震災の発生地点は、
硬い領域の中心付近に位置し、1978年に発生したM7.4の宮城県沖地震の
震源も、1994年に発生したM7.6の三陸はるか沖地震の震源も、硬い領域
が震源となっていました。
こうして、巨大地震の研究には、硬い領域の調査が重要とわかり、プレー
ト境界の硬い領域でなぜ大きな地震が起きるのかという秘密の解明が進め
られています。
日本海溝の右側にある太平洋プレートの表面には山や無数の凹凸があり、
陸側のプレートの下に沈み込んだ際に、巨大地震の震源となった山のよう
な構造が強くかみ合い、大きな歪みをためていたのです。
巨大地震が危惧される南海トラフでも、地下の構造データから、プレート
境界の2か所に、膨大なエネルギーを蓄積する領域があることがわかりま
した。
◆見えてきた南海トラフ巨大地震の脅威
南海トラフで最後に巨大地震が起きたのは1946年で、その後、発生して
いないため、「次の巨大地震は、いつ起きるのか」という研究も進められ
ています。
それを知る手がかりの一つがGPSデータで、特に歪みが集中しているの
が、四国の南東沖と東海沖です。
南海トラフは、フィリピン海プレートが沈み込む角度が10度と、チリと
同様に、極めて浅い角度のため、巨大地震を生み出す、歪みがたまりやす
いプレート境界となっています。
◆地震波トモグラフィーで見る地球内部の挙動と巨大地震の発生メカニズム
地震波トモグラフィーは、さらに「巨大地震を引き起こすプレート運動が、
なぜ起きるのか?」という地球の根源的なシステムの謎にも答えを出そう
としています。
日本の地下600km付近には、地球最大のプレートの残骸が横たわり、その
塊が地球内部に下降流となって落下しているようすが、地震波トモグラフ
ィーで捉えられています。
最新の解析結果から、この下降流が地球規模のマントル対流を引き起こし、
プレートを動かす原動力の一つになっていることが明らかになってきまし
た。
地球内部の大循環システムとプレート運動、プレートの表面の凹凸が歪み
をためて巨大地震を引き起こすメカニズムなどの解明が進んできたことは、
これまでにない大きな成果と言えるでしょう。
さらなる調査・研究・解明が待たれますね。
次号もお楽しみに!
by Hirono
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(4)自治体訓練にオスプレイ初参加 被災者救助 南海トラフ地震を想定
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和歌山県は19日、南海トラフ巨大地震を想定した津波災害対応訓練を行
い、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の新型輸送機MV22オスプレ
イ2機が参加した。自治体が主催する防災訓練に使用されるのは初めて。
産経WEST 2014.10.19
http://www.sankei.com/west/news/141019/wst1410190024-n1.html
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(5)首都直下想定し訓練=JRと連携、列車から救出-東京消防庁
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首都直下地震に備え、東京消防庁は18日、職員や消防団員約4万人を動員
した震災訓練を行った。JR東日本の列車を使い、車内から負傷者を救出す
る訓練を実施。自衛隊などとも連携し、倒壊した建物からの救助や、道路の
障害物を取り除く手順も確認した。
時事ドットコム2014.10.18
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201410/2014101800039&g=soc
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(6)危険を点検「減災」伝授 幸町小で東北大が授業
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東北大は16日、仙台市宮城野区の幸町小(児童294人)で、減災をテー
マに出前授業を行った。同大災害科学国際研究所の今村文彦所長と、保田真
理助手が講師を務めた。5年生55人が参加し、地震や津波が発生するメカ
ニズムなどについて説明を受けた。
河北新報2014.10.21
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141021_15028.html
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第3位 22日9時15分頃、沖縄本島近海で最大震度4の地震を観測
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