メールマガジン 第191号
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<メールマガジンSignalNow> 2020年8月15日・第191号
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ご挨拶 今後の本メールマガジンについて
(1)2分で読める防災コラム 第137回
「緊急地震速報とGoogleの地震速報」について
(2)7月の地震活動及び火山活動
(3)7月の地殻変動
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ご挨拶 今後の本メールマガジンについて
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日頃より、本メールマガジンをご愛読いただき、まことにありがとうご
ざいます。
2019年からは毎月1回の配信となっておりましたが、このたびメールで
の配信は年内までということとなりました。
理由といたしましては、配信・管理コストを軽減し、より開発の充実に
集中させたいということになります。
また、今やSNSの時代となり、当サービスのFacebookのフォロワーは
3.6万人、Twitterのフォロワーも1万人となっています。
みなさまの多くも日々、SNSでも防災関連情報などを収集されているの
ではないでしょうか。
当社の無料SNSサービスの利用がまだの方は、これを機会にぜひ、上記
のFacebookとTwitterのURLからフォローいただければと思います。
このようなことでメールでの配信は年内までとし、来年からは毎月1回、
当サービスのSNSアカウント(上記・下記のURL)にて記事をご覧いただ
けるリンクを配信していきますので、引き続きのご愛読のほどお願い申
し上げます。
SNSのリンクから記事をお読みいただく形式となりますが、なにとぞご
了承の上、今後とも引き続き、ご高配を賜りたく、どうぞよろしくお願
い申し上げます。
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(1)2分で読める防災コラム 第137回
「緊急地震速報とGoogleの地震速報」について
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今号は、地震の発生をいち早く感知し、実際に揺れが起こる前に警報を
発出する「緊急地震速報」と「Googleの地震速報」についてです。
1.先月末の「誤報」について
7月30日の午前9時36分、東京・鳥島近海を震源とする、震源の深さ
は約60キロ、M(マグニチュード)5.8と推定される地震が発生しました。
この時、気象庁は同38分頃に、関東や甲信、東海などに緊急地震速報
を発出しました。
スマートフォン等が鳴って驚き、火を止めたり、ガラス等の危険物の近
くから離れた方もおられたのではないでしょうか。
これにより自動的に、都営大江戸線は全線で電車が緊急停止し、運転が
再開したのは約1時間半後となりました。
結果的に、有感地震(震度1以上)の揺れは観測されず、津波もなく、
事なきを得ました。
その後、気象庁は記者会見を開き、この緊急地震速報は「千葉県 房総
半島 南方沖が震源でM7.3、予想最大震度5強」と震源地や地震の規模
を誤った理由について説明しました。
会見によると、今回地震が発生した鳥島近海は周辺の地震計が少なく、
地震計の配列の広がりも限られていることから、震源の位置の決定が難
しく、途中から800キロ離れた小笠原諸島・母島の観測点が捉えた「鳥
島近海」の地震のデータも使って計算が行われ、M7.3と著しく過大評価
してしまったとのことです。
気象庁は当面の改善策として、来月からは想定した震源から700キロよ
り離れた観測点のデータは、マグニチュードの推定に使わないようシス
テムの設定変更を行うとしています。
とはいえ、鳥島近海で起きた地震の震源を、はるかに離れた房総半島南
方沖だと推定してしまったというそもそもの問題は、まだ解決できてい
ないとのことで、引き続き対応策の検討を続けるとしています。
2.Googleの早期通知サービスについて
米Googleは8月11日(現地時間)、Android端末に搭載されている加
速度計を活用するグローバルな地震検知ネットワーク「Android
Earthquake Alerts System」を構築し、サービスの提供を開始しました。
Googleのマーク・ストガイティス プリンシパルソフトウェアエンジニ
アは、公式ブログで次のように説明しています。
「今日から、世界のどこにいても、Android端末をEarthquake Alerts
Systemの一部にできます。
あなたのAndroid端末は小さな地震計になり、他の数百万台のスマー
トフォンと結合して世界最大の地震検知ネットワークを形成します。」
この機能はオプトイン(初期設定は無効で、ユーザーが有効にする)で、
データは匿名化されるとのことです。
すでに日本には、世界に類を見ない「緊急地震速報」がありますが、世
界的には未整備の地域がほとんどです。
観測所に設置するレベルの地震観測システムは非常に高価なため、地球
全体を網羅するのは困難ですが、世界で25億人以上のユーザーがいる
と言われるAndroid端末であれば、発展途上な国・地域も含めてカバー
率が劇的に向上します。
この機能を有効済みのAndroid端末が地震らしき揺れを検出すると、検
出したおおまかな場所と振動のデータを専用サーバに送信します。
サーバに集まったデータの自動解析により、地震が実際に発生している
かどうかを判断し、地震が伝わるよりも速い光の速度によって早期警告
を各スマートフォンに発信するという計画です。
現在はまだ「地震感知ネットワーク」を構築したばかりで、Google検索
にって「地震」あるいは「earthquake near me」と検索すると、検索結
果としてこのネットワークが検出した地震が表示されるという段階です。
将来的には、各国の当局と協力して「Android地震警報システム」に基
づく緊急地震警報のようなアラートを表示する計画(早ければ2021年
から順次)とのことです。
カリフォルニア州では、米地質調査所(USGS)とカリフォルニア州知事
の緊急サービス室との協力によって、同州ですでに提供されている
「ShakeAlert」による地震警報にこの機能を反映させたそうです。
まだサービス開始直後ですので、その正確さ・精度が気になるところで
すが、日本の「緊急地震速報」並みのシステムになれば、世界規模で地
震発生時に救われる命が増えそうですね。
次号もお楽しみに!
by Hirono
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(2)7月の地震活動について
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全国で震度3以上を観測した地震の回数は9回で、このうち、最大震度
4以上を観測した地震は1回でした。
日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は84回でした。
気象庁 20.8.11
http://www.jma.go.jp/jma/press/2008/11b/2007jishin.html
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(3)7月の地殻変動
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東日本の広い範囲で、2011年東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見ら
れます。
2019年中頃から志摩半島で観測されている、それまでの傾向とは異なる
地殻変動は、最近は鈍化しているように見えます。この変動は、志摩半
島周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するも
のと推定しています。
2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動を観測し
ています。この変動は四国中部周辺のプレート境界深部における長期的
ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。
浅間山周辺では、2020年7月頃から、「東部」-「嬬恋」等の基線でわ
ずかな伸びが見られます。
硫黄島では、「硫黄島1」及び「M硫黄島A」では隆起が、「硫黄島
2」では南向きの変動が継続しています。
西之島では、島の広い範囲で降灰や溶岩の堆積等によるとみられる非干
渉領域が見られます。また、火砕丘の直径が1.2倍程度に拡大し、火口
の形状及び火砕丘の南側の地形に変化が見られます。さらに、火砕丘の
周辺と北側の広い範囲に降灰の影響とみられる反射強度の低い領域が見
られます。
国土地理院 20.8.11
https://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2020-goudou0811.html
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第1位 7月22日 アラスカ州でM7.8の地震 津波のおそれ
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/3413335915365734/
第2位 7月17日 熊本地方で震度3の地震
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/3399068630125796/
第3位 7月17日 パプアニューギニアでM7.3の地震
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/3398892086810117/
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