メールマガジン 第189号  

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<メールマガジンSignalNow> 2020年6月15日・第189号
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(1)2分で読める防災コラム 第135回
4月からの群発地震について
(2)5月の地震活動及び火山活動
(3)5月の地殻変動

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(1)2分で読める防災コラム 第135回
4月からの群発地震について
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新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」も解除されたことから、今号か
ら本メールマガジンも通常に戻りたいと思います。

「ステイホーム」期間においても、緊急地震速報が鳴るような地震が立
て続けに起きました。

新型コロナウイルスの感染拡大で「三密」が危惧される中、大きな地震
が起きて、もし「避難所生活になったら?」といった不安を持たれた方
もおられたのではないでしょうか。

1.関東地方の地震について

関東地方においては、5月4日に千葉県北東部が震源となるM5.5の震度
4の地震があり、続けて5月6日午前1時57分頃、千葉県北西部を震源と
するM5.0の地震が発生し、千葉市で最大震度4を記録しました。

真夜中に、関東の広範囲で緊急地震速報がけたたましく鳴り、驚いて起
き上がった方も少なくなかったのではないでしょうか。

5月6日の地震では、東京、埼玉、神奈川でも震度3を記録するなど、
首都圏全域が揺れました。

さらに、5月17日夜から19日の昼にかけて、最大震度4の地震が4回も
連続して発生し、5月下旬に入ってからも震度4が3回ありました。

5月20日には、14時54分と15時00分頃にM2.9の地震が続けて発生し、
21日未明にかけては、東京湾を震源とする3回の有感地震(震度1以上
の地震)が発生しました。

2.中部地方の地震について

長野県では4月下旬から、北アルプスの上高地周辺で群発地震が相次ぎ
ました。

4月22日の未明から23日にかけて、M5.5の最大震度4を含めて、震度1
以上の揺れが16回も観測されました。

この群発地震は、中央構造線の活性化を感じさせるものであり、近くの
ホテルの従業員によると、雪崩も多発したそうです。

5月19日には、岐阜県飛騨地方を震源とした深さ10km、M5.3の最大震度
4の地震が発生しました。

その後も群発地震が相次ぎ、この日だけで35回も飛騨地方と長野県中部
を震源とする地震を観測しました。

長野気象台によると、いずれも震源地は北アルプスの玄関口である上高
地(松本市)周辺で、ほとんどが断層の横ずれによるものとのことです。

長野県によると、この地震の揺れが原因とみられる落石が国道158号な
どの3か所で確認されました。

上高地では、4月下旬から続く群発地震で、槍・穂高連峰の登山口にな
る横尾を結ぶ遊歩道に、落石や倒木、地割れが発生しました。

4月22日から6月1日まで、一連の地震活動によって、長野・岐阜県境
付近で震度1以上を観測した地震は171回を数えます。

3.東北地方の地震について

5月19日には東北地方でも、福島県沖を震源とする深さ5km、M5.3の最
大震度4を観測する地震が発生しました。

4.四国地方の地震について

5月17日には、徳島県でもM4.5の最大震度4を観測する地震がありま
した。

紀伊水道を震源とする震度4以上の地震は、2019年3月13日以来で約1
年ぶりのことです。

5.気象庁の定例会見での発表について

気象庁は5月20日の定例会見で、日本各地で最大震度4の地震が多発し
ていることについて、次のような見方を示しました。

「4月から東北沖や関東などで、普段起きている場所でそれほど珍しく
ないタイプの地震が起きていて、長野県中部で群発している地震は1998
年と同じような活動と思われます。」

6.研究者の見解について

地震予知連絡会会長の山岡耕春・名古屋大教授は、現在の状態は1か所
で起きた地震の誘発地震が続いている状態で、「今後も最大で震度5弱
程度の地震が起こり得ます。建物が倒壊する揺れではないですが、落下
物や崖崩れ、落石には注意が必要」としています。

琉球大学理学部の木村政昭 名誉教授は、「日本列島は地震の活動期に入っ
たと思います。太平洋プレートのプレッシャーのため、あちこちで中規
模地震が起こり、伊豆小笠原沖では巨大地震発生の可能性が高まってい
ます」としています。

東日本大震災から9年が経過し、いつ「首都直下地震」や「南海トラフ
地震」が起きても不思議ではないという状況が続いています。

政府の地震調査推進本部では、東京湾を含む相模トラフ沈み込み帯での
M7前後の地震の発生確率を「30年以内に70%程度」と想定しています。

今回の一連の群発地震がすぐに、強い地震につながるかは不明ですが、
常日頃の対策はより重要性を増しているように思われます。

いざという時に慌てないためにも、万全の準備をしておきたいものですね。

by Hirono

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(2)5月の地震活動について
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全国で震度3以上を観測した地震の回数は32回で、このうち、最大震度
4以上を観測した地震は9回でした。

日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は91回でした。

気象庁 20.6.8
https://www.jma.go.jp/jma/press/2006/08a/2005jishin.html

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(3)5月の地殻変動
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東日本の広い範囲で、2011年東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見ら
れます。

また、2020年4月20日に発生した宮城県沖の地震に伴う地殻変動が見
られます。

2019年中頃から志摩半島でそれまでの傾向とは異なるわずかな地殻変動
を観測しています。

この変動は、志摩半島周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくり
すべりに起因するものと推定しています。

2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動を観測し
ています。

この変動は四国中部周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりす
べりに起因するものと推定しています。

硫黄島では、「硫黄島1」及び「M硫黄島A」では隆起が、「硫黄島2」
では南向きの変動が継続しています。

国土地理院 20.6.8
https://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2020-goudou0608.html

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第1位 5月31日 十勝沖で震度4の地震
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第2位 5月29日 飛騨地方で震度4の地震
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/3264616380237689/
第3位 6月4日 茨木沖で震度4の地震
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/3278905688808758/

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