メールマガジン 第176号  

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<メールマガジンSignalNow> 2019年5月15日・第176号
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(1)2分で読める防災コラム 第122回
防災住宅と備蓄について
(2)もし南海トラフ地震の臨時情報が発表されたら社会はどうなるか?

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(1)2分で読める防災コラム 第122回
防災住宅と備蓄について
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今号は、先月に各住宅メーカーから発表された「防災住宅について」
です。

まず、パナソニック ホームズは、新しい「令和」の時代を迎えるに
あたり、防災に対する意識調査を実施しました。

防災意識については、昨今の災害報道を通じて、72%の人々が「高まっ
た」と回答し、食料や飲料水、乾電池や蓄電池、非常用の持ち出し袋
など、何かしらの備えを実際に行っている人は80%にのぼりました。

しかし、「備えを継続できる」と回答した人は、29%と3割にも満た
ず、「何をどれだけ備えればいいかわからない」「時間が経つと忘れ
てしまう」「管理しきれない」などを理由に、水や非常食の賞味期限
切れや電池の入替を忘れてしまうようすが伺えたとのことです。

そこで、備えを「持続する」ため、「防災持続力を備える家」を、低
層戸建住宅、多層階住宅、集合住宅に新しく展開すると発表しまし
た。

1.パナソニックホームズ「防災持続力を備える家」

「家の備え×ご家族へのサポート×IoT」をコンセプトに防災力が持
続できる家づくりを目指すとのことです。

「家の備え」では、災害時も家族を守り、自宅で生活を続けるための
住宅性能・設備を提案しています。

超高層ビルの制震技術「座屈拘束技術」を工業化住宅で唯一、戸建住
宅の構造に採用していることを始め、停電時は約3日分の電気を確保
できるパナソニックの太陽光+蓄電システム、常に新鮮な水を貯え、
断水時は約3日間の飲料水を確保できる貯水タンクも用意するとのこ
とです。

「ご家族へのサポート」では、パナソニックのくらしの統合プラット
フォーム「HomeX」が、家族の備えを技術とサービスでサポートして
防災の持続を図るということです。

オーナー専用サイト「Panasonic Homes CLUB」では、スマートフォン
でも見られるメールマガジンを使って、備蓄品の交換時期などをお知
らせするそうです。

「住宅用IoT」プラットフォーム「HOME X」では、太陽光発電システ
ムや蓄電システムと連携し、各部屋に設置された「HOME Xディスプレ
イ」で気象予報などを通知したり、シャッターを閉めて暴風に対応
し、蓄電池への充電を始めたりと「家が自動的に災害に備える」との
ことです。

2.大和ハウス工業(株)「災害に備える家」

大和ハウス工業は、雨天でも約10日間の電力供給および暖房・給湯
を確保できる「全天候型3電池連携システム」を備える、防災配慮住
宅「災害に備える家」を発表しました。

そして、新開発の耐力壁「KyureK(キュレック)」と「KyureK」を用
いた「xevoΣs+(ジーヴォシグマエス・プラス)」により、巨大地
震時の建物の揺れに対して高い耐震性能を誇るということです。

さらに、台風など強風による飛来物の衝撃に強い「防災瓦」、合わせ
ガラスの中間膜の厚みを「防犯合わせガラス」の2倍に強化した「防
災防犯ガラス」を搭載するそうです。

夜間においては、停電時も安全に家族が集まれるように、リビングな
どの主たる居室に電力・暖房を供給し、テレビで災害情報を得ながら
家族が寄り添って就寝できる「musubiコーナー」を提案しています。

また、避難時の動線に「保安灯」を設けることで、避難経路の明かり
を確保し、災害時のストレス軽減に配慮するということです。

3.日々の「備蓄」について

防災対策としての「備蓄について」は、当メールマガジンの

第4回 自宅に備蓄しておきたい物資を考える
https://www.kobayashiyoko-com.jp/sn/info_mail56.html
第5回 オリジナルの避難袋に入れておきたいものを考える<Part1>
https://www.kobayashiyoko-com.jp/sn/info_mail57.html
第6回 オリジナルの避難袋に入れておきたいものを考える<Part2>
https://www.kobayashiyoko-com.jp/sn/info_mail58.html
第7回 最新の「備蓄」情報まとめ
https://www.kobayashiyoko-com.jp/sn/info_mail59.html

にて、詳細に記述していますので、再度読み直して、ご確認いただけ
ればと思います。

また、補足情報として「女性がいる場合、乳幼児がいる場合、高齢者
がいる場合、障がい者がいる場合」といった、「家族の状況に合わせ
て用意しておこう」という、良い観点のまとめがありましたので、ご
紹介します。

◇東京海上日動「防災グッズ・防災用品」
https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/egao/sonae/goods/

あわせて最後に、アウトドア用品メーカーで有名なモンベルが、災害
時に役立つ防災について、アウトドア活動の見地からまとめています
のでご紹介します。

アウトドア用品メーカーらしい観点で「1次避難から、テントの活用
法、災害時のトイレ、雪害への備え、非常時の食料と水」など、さま
ざまな対処方法を具体的に、詳細に紹介しています。

◇モンベル「暮らしの中の防災 ~アウトドアの知識をいかす~」
https://www.montbell.jp/generalpage/disp.php?id=212#pagetop

「平成」の時代は「戦争はないものの、災害が多い時代だった」と言
われるとおり、地震・津波・大雨などの自然災害で、多くの人命が失
われました。

「令和」の時代も、防災意識を高く持ち、「自分たちの命は自分たち
で守る」を心がけたいものですね。
次号もお楽しみに!

by Hirono

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(2)もし南海トラフ地震の臨時情報が発表されたら社会はどうなるか?
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5月10日の朝8時48分に、日向灘の地下20キロを震源とするM6.3の地
震が発生し、宮崎県で最大震度5弱を記録しました。

場所からして、南海トラフ地震の想定震源域でのプレート境界の地震の
ように思われます。

もしも地震の規模がもう少し大きくてM6.8を超えていたら、気象庁から
南海トラフ地震臨時情報が発表され、社会は大騒ぎになっていたと思わ
れます。

今年3月29日には、気象庁から「南海トラフ地震に関連する情報の名称
について」が示され、南海トラフ地震に関連する情報として「南海トラ
フ地震臨時情報」と「南海トラフ地震関連解説情報」の2種類が発表さ
れることになりました。

M8クラスの地震の「半割れ」が発生すると、一旦、気象庁から最大クラ
スの南海トラフ地震の被災地域全域に大津波警報が発せられます。

このため、予想被災地域全域で、沿岸住民は指定緊急避難場所に避難す
ることになります。

半割れによる被災地側では甚大な被害が発生するため、政府は緊急災害
対策本部などを設置し、被災地では切迫した応急活動が行われます。

一方、被災地以外では、臨時情報(巨大地震警戒)の発表をうけて、後
発地震に備えるため、日頃の備えを再確認すること、津波の危険性の高
い事前避難対象地域では1週間避難を継続することなどが、国から呼び
かけられます。

Yahooニュース 19.5.13
https://news.yahoo.co.jp/byline/fukuwanobuo/20190513-00125644/

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第2位 我妻山 火山性地震増 今後の火山活動に注意
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第3位 阿蘇山に噴火速報
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