メールマガジン 第130号  

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<メールマガジンSignalNow> 2017年3月27日・第130号
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(1)2分で読める防災コラム 第76回
「東日本大震災公開動画ファインダー」ほかについて
(2)日向灘で発生「小さな地震」捉えた、南海トラフ地震解明のカギ?
(3)利根川決壊を想定 20時間程度で都心周辺が浸水の可能性

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(1)2分で読める防災コラム 第76回
「東日本大震災公開動画ファインダー」ほかについて
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東北大学災害科学国際研究所は、東日本大震災が発生した際に撮影され
た、津波の発生状況・被害映像を地図上に配置することで、地域ごとに
検索・閲覧できるシステム「動画でふりかえる3.11-東日本大震災公開
動画ファインダー」を公開しています。

太平洋沿岸部への巨大津波来襲時のようすは、各種映像記録として残さ
れていますが、震災の発生から6年が経過した今、どこの場所で、どの
ような被害があったのかを知り、今後の避難行動等につなげてもらうこ
とを目的としたものです。

約1,700件もの膨大な動画を、広域に1つずつマッピングすることで、
地域ごとに津波や被害状況を振り返ることができ、今後のための正しい
知識や認識を持つためのツールとしてもらうことを意図しています。

後世の人々に、年月とともに記憶が薄れ、油断していってしまわないよ
う、大地震や大津波の恐ろしさを伝える貴重な映像記録ともなります。

*この動画には、地震・津波・火災などの衝撃的な映像が含まれていま
す。精神的なストレスが生じる可能性もありますので、ご注意ください。

◆動画でふりかえる3.11-東日本大震災公開動画ファインダー
http://311movie.irides.tohoku.ac.jp/SearchPage;jsessionid=B5804192249E1CC7C9EAE7DB4A1C68C1?0

また、東北大学災害科学国際研究所では昨年、過去 400 年間の津波災
害(94 例)について、断層モデルを推定することで、全地球での津波
発生及び伝播計算を実施し、その高さ分布、流体力、さらに到達時間な
どの評価を行っています。

例えば、最大高さ分布について評価した際、過去40年余りの最大津波高
さ分布(1970-2016)と、さらに400年前まで遡った高さ分布(1600-1969)
を比べると、地域的に大きな違いが生じることが判明しました。

過去40年間余りで見れば、主な津波被害は「インド洋津波」と「東日本
大震災」となりますが、さらに過去 400 年まで遡ると、チリ(1960年)、
アメリカ西海岸(1700年)等でも大きな津波被害が発生していたことが
わかるとのことです。

我々(一世代)の記憶による津波認識では、その地域で津波(経験)は
ないように思われても、より長い期間で見れば危険性がある地域がある
ことがわかり、今後、より広範な地域で津波に注意する必要があること
が示唆されることとなりました。

建物被害を生じさせる要因である「最大流体力の分布」の評価からは、
最大津波高さの分布と一致せず、思わぬ場所で流失による被害があるこ
とも示唆されました。

このような科学的な津波評価の結果を、インターネットを通じて全世界
的に提供し、各国の津波対策や啓発活動に活用してもらうことを目的と
したものです。

◆津波の最大波高比較マップ
http://www.arcgis.com/apps/MapSeries/index.html?appid=858c422f0d3644f492a8104a9deed001

◆津波の到達時間比較マップ
http://www.arcgis.com/apps/MapSeries/index.html?appid=7ea0485f8eb940ac9888239bf5b2178b

◆解析結果レポート(災害科学国際研究所ウェブサイト)
http://irides.tohoku.ac.jp/project/global_assessment_tsunami_hazards.html

◆IRIDeSの「世界津波の日」関連イベント(災害科学国際研究所ウェブサイト)
http://irides.tohoku.ac.jp/project/tsunami-awareness.html

by Hirono

 

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(2)日向灘で発生「小さな地震」捉えた、南海トラフ地震解明のカギ?
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今後10年以内に20%~30%の確率で発生するとされる南海トラフ地震。
その地震発生の謎を解くかもしれない小さな地震が、九州と四国に挟ま
れた日向灘で発生していることがJNN(Japan News Network)の取材でわ
かりました。

京都大学の研究グループは、4年前から日向灘の海域に海底地震計を設
置し、調査しています。すると、これまでは見られなかった、「ある地
震の波」が観測されました。

それは「スロー地震」です。通常の地震波は、1秒間に数十回も振動し
ます。一方、スロー地震の波は、振動が非常に小さく、直線にしか見え
ませんが、縦軸を大きく拡大すれば、実は揺れていることが確認できま
す。

このスロー地震が起きると、歪みをため込んだアスペリティ(通常は強
く固着しているが、地震時に急に大きくずれるところ)を刺激し、巨大
地震を引き起こすと考えられています。

TBS 17.3.20
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3009030.html

 

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(3)利根川決壊を想定 20時間程度で都心周辺が浸水の可能性
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東京理科大学の二瓶泰雄教授の研究チームが、埼玉県で利根川が決壊し
てから、東京都心周辺で浸水が始まるまでの時間をシミュレーションし
た結果、過去の災害や国が想定する2日から3日よりも大幅に短い20
時間程度になる可能性があることがわかりました。

決壊から3日後には、上流であふれた水が加わって葛飾区や江戸川区の
浸水の深さは3メートル以上になる所もあり、その状態が1週間以上続
く可能性があるというシミュレーション結果となっています。

二瓶教授は「ハザードマップで浸水の深さを考慮するだけでなく、どの
くらいの時間で浸水するかも考えて備えを進める必要がある」と指摘
しています。

TEAM防災ジャパン 17.3.17
https://bosaijapan.jp/news/利根川決壊を想定-20時間程度で都心周辺が浸水の/

 

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第1位 福島・茨木沖「正断層」タイプの地震に注意を
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1451398661559479/
第2位 南海トラフ地震で人口大規模流出か 最新シミュレーション
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第3位 九州に14の主要活断層 福岡沖地震から12年、活動期の調査必要
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1460784897287522/

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