メールマガジン 第81号  

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<メールマガジンSignalNow> 2015年3月11日・第81号
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(2)第29回 火山防災ついて考える<Part4>
(3)今すぐできる! 家の中の地震対策!
(4)震災で火災多発 電気製品は日頃から対策を
(5)ひと目でわかる首都圏近郊地震の危険性

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(2)第29回 火山防災について考える<Part4>
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東日本大震災から丸4年、被災されたみなさまに、改めてお見舞い申し
上げます。
今日から5年目、もっともっと復興が進むことをお祈り申し上げます。

前号に続いて「火山防災について考える」のPart4です。
火山防災対策は、火山からの距離によって、その内容が大きく変わりま
す。

火山付近では、噴石や溶岩流・火砕流等が予想されるため、迅速に避難
する、ということになります。

火口から、かなりの距離があっても、火山灰の被害を受ける場合もあり、
例えば、富士山が「宝永噴火」並みに大噴火した場合、東京・埼玉・神
奈川・千葉も火山灰の影響を受けると言われます。

火山噴火の降灰は、噴火の度合いによって、数日から1年以上も続くと
いう、被害が長期継続するケースがあるという点が、地震とは違う、噴
火被害の特徴とされます。

◆避難先の確保
噴火活動が長引く場合もあるため、もし可能であれば、事前に親戚の家
などの避難先をお願いしておき、長期の避難生活の対応方法を考えてお
くことも大切になります。

そして、長期の降灰被害が続く場合でも、日常生活を続けていけるよう
な、日頃からの準備が重要となります。

◆火山防災として事前に備蓄しておきたいもの
A.呼吸系:マスクとゴーグル防塵マスク(IVHHNが推奨するマスク)。
B.目の防護:防塵ゴーグル、コンタクトレンズを外しておく(角膜剥
離を起こしてしまう。)。
C.電化製品の防護:プラスチックラップ(精密機器を灰から守る。)。
D.降灰対策:シャベルなど掃除用具、掃除機(スペアのバックやフィ
ルターなども)、降灰袋のような大型のゴミ袋。
E.公共的な精密機器故障対策:現金(ATM停止やクレジットカード読
取機故障などに備えて)。
F.通常の防災対策:飲食、防寒、情報入手方法、常備薬など。

◆降灰が始まったら行う対策
1.灰が侵入しないように、ドアと窓をすべて閉める。
2.濡らしたタオルをドアの隙間やほかの外気が侵入する場所でふさ
ぎ、窓の隙間にはテープを貼る。
3.精密機器をフィルム等で覆い、火山灰がなくなるまで外さない。
4.その後、雨が降ったときに、雨水管がつまらないよう、縦どいを
外しておく。
5.子どもがいる家庭では、通学している学校に、災害時のプランを
伝え、室内で遊ぶゲームを用意してあげる。

◆降灰後の清掃作業(屋外)
1.掃除を始める前に、防塵マスクと防塵ゴーグルを着用する。もし
マスクがない場合には、濡らした布で代用する。
2.灰が乾燥していると、顔の位置まで舞うので、初めに灰を少し湿
らせ。灰が舞い上がるのを防ぐ。
3.まず掃除機をかけてから、濡らした布で拭く(火山灰によって研
磨作用が出るので、傷をつけないように注意する。)。
4.積雪のように、屋根に数センチ以上の雨を含んだ灰が積もると、
多くの家屋が倒壊する可能性あるので、屋根の除灰作業をした方が良
い(ただし、はしごを上ったり、屋根の上では、足下がすべりやすく、
命を落とす可能性もあるので、十分に注意する。屋根の灰を除去する
場合は、灰の舞い上がりを避けるため、水に濡らし過ぎると、その重
量で家屋が崩壊するので注意。)。
*しっくいのように固まるので、灰を水で洗い流そうとせずに、排水
溝等に灰を捨てないこと。
5.庭や道路等については、灰を水で湿らせ、踏み固めておくと飛散
をおさえられる。
6.清掃が終わったら、建物に入る前に、外で着ていた衣服を脱ぐ。
7.火山灰で汚れた衣服は、洗濯する前に、ブラシをかけて火山灰を
落とす。

◆降灰後の清掃作業(屋内)
1.冷蔵庫、オーブン、ファンの排気口など、空気の出入口に関する
箇所をもれなく清掃する。
*エアコンや暖房などのフィルターは、いつもより交換頻度が多くな
る点に注意。
2.パソコンやテレビ等を掃除する場合は、主電源を切り、掃除機を
使う。
*換気扇や衣類乾燥機は、灰が舞い上がってしまうので使用しない。

次号は「火山ハザードマップ」や「車にまつわる注意点」などの予定
です。お楽しみに!
by Hirono

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(3)今すぐできる! 家の中の地震対策!
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地震が多く発生する国、日本。世界の地震の約2割は日本の周辺で起きている
といいます。阪神・淡路大震災から20年が経ち、そして東日本大震災から4年
が過ぎようとしている今、改めて地震に対する防災について考えてみましょう。

そなえる防災 2015.2.27
http://www.nhk.or.jp/sonae/special/bousai_no_chie/index.html

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(4)震災で火災多発 電気製品は日頃から対策を
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東日本大震災では、電気製品などによる火災が多く多発したことから、独立行
政法人のNITEは、使用していないストーブなどの電気製品の電源プラグは、
日頃から抜いておくことや、大地震のあとには、電気製品のスイッチを切り、
電源プラグを抜いておくよう対策を呼びかけています。

独立行政法人製品評価技術基盤機構 2015.2.26
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2014fy/prs150226.html

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(5)ひと目でわかる首都圏近郊地震の危険性
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「これはこの国の宿命なのか 3.11直前と似てきた 多くの専門家が心配する
巨大地震がまた来るかもしれない」
日本列島が、3.11の直前の状況に似てきている。近々、また巨大地震が起こる
のではないだろうか ― 地震の専門家たちの間で、こんな不穏な噂が囁かれて
いる。なぜいま、そんな話が持ち上がっているのか。発端となったのは、2月
3日、筑波大学やスイス連邦工科大学の研究グループが発表した衝撃的な研究
結果だった・・・

現代ビジネス 2015.3.3
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42301

□■■  ~最近のFacebook「いいね!」トップ3~  ■■□
第1位 これはこの国の宿命なのか 3.11直前と似てきた
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/925607524138598/
第2位 草津白根山で火山性地震増加 警戒を
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/921974514501899/
第3位 噴火の恐れに注意 日本列島で火山活動が活発化
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/922439971122020/

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