メールマガジン　第122号 　

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＜メールマガジンSignalNow＞　2016年11月27日・第122号
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（１）２分で読める防災コラム　第68回
「福島県沖震度５弱の地震」と「備蓄の日」について
（２）まだ続いている東北地方太平洋沖地震
（３）三陸沖北部M7地震、100年周期が短くなる？
（４）九州南方海底に活動的マグマか　神戸大が確認
（５）八甲田山、十和田、弥陀ヶ原を常時観測火山に追加

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（１）２分で読める防災コラム　第68回
「福島県沖震度５弱の地震」と「備蓄の日」について
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１．福島県沖で発生した震度５弱の地震について
11月22日午前5時59分に、福島県沖を震源とする、震源の深さが25キ
ロのマグニチュード7.4の地震が発生し、福島県などで震度５弱を観測
し、気象庁から太平洋沿岸の広域にわたって、津波警報、津波注意報が
発報されました。

被害に遭われました方々に、謹んでお見舞い申し上げます。

仙台港で、午前8時3分に1メートル40センチの津波を、福島県相馬港
で、午前7時6分に90センチを、岩手県久慈港で、午前7時37分に80
センチを、福島県いわき市小名浜港で、午前6時49分に60センチの津
波を観測しました。

東北大学の遠田晋次教授は、今回の地震について「東日本大震災後、そ
の周辺の断層が不安定になっていて、動きやすく、今回のは、海底の断
層が横ずれではなく、上下に動いたために海面も大きく動き、比較的高
い津波となった」とのことです。

さらに「今回の地震は、25キロと震源が浅く、周囲には活断層も多いた
め、今後、周辺で地震活動が活発化するおそれがある。また、断層が動
いたことによる地盤のひずみは、福島県の浜通りの周辺にも及び、内陸
部でも地震活動に注意が必要だ」と指摘しています。

24日の午前6時28分にも、福島県沖で、マグニチュード6.1、福島県な
どで震度４が観測されました。

引き続き、当面の間、注意が必要のようです。

２．「備蓄の日」について
東京都では、11月19日を「備蓄の日」としています。
「11月」が「1年に1度」で、19日が「びちく」だそうです。

人口1000万人を超える東京都でライフライン（電気・ガス・上下水道・
電話網）が絶たれた場合、流通・物流が復旧するまでの間、各家庭での
「日常備蓄」が生命線となりますね。

近所のスーパーやコンビニの商品が売り切れて欠品となった場合など、
やっぱり頼りになるのは、自宅での普段からの「備蓄」です。

日頃から、食料品や生活必需品などを少し多めに購入して、家庭内で
「備蓄」している状態を維持し、期限が来る前に古い物から使って、
使った分を補充しておけば安心ですね。

ついでに「1年に1度」は、災害時に必要になりそうな（カセットコン
ロや簡易トイレ、充電式ラジオなど）のチェックをして、電池交換など
を定期的に行っておくことも大切ですね。

東京都だけでなく、全国で「1年に1度」くらいは、「家庭での日常備
蓄」をチェックしたいものですね。

by Hirono

 

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（２）まだ続いている東北地方太平洋沖地震
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東北沖地震は、太平洋プレートの動きによって、日本海溝から東北の太
平洋沿岸の地下にある地殻とマントルにおよそ500年かけてためられた
変形が、約3分間で一気に解放された現象です。この地震に伴って日本
列島は大きく東に移動しました。
本震時に宮城県石巻市の牡鹿半島は東に5.3m動き、1.2m沈降しました。
地震時に太平洋沖の海底では数十mの東向きの水平変動が観測され、太
平洋プレートの沈み込み口に近い海溝付近では50cmも東に動いたと考え
られています。これらの変動は、地震時のプレート境界での破壊がおお
よそ3分継続したことで生じたのです。
地殻変動はその後も継続し、5年たった今でも東へ移動し続けています。
余震がいつまで続くかを正確に予測することは難しいのですが、東北沖
地震の余震が数年で終わることはありません。
例えば、東北沖地震と同じような巨大地震である2004年12月のスマト
ラ島北部西方沖地震(M9.1)では、地震発生から7年半後の2012年4月に、
M8.6の地震がスマトラ島の西方で発生しました。
東北地方の太平洋沖でも、M8を超える巨大地震が東北沖地震の余震域、
あるいは隣接部で発生する可能性は、今でもあると考えるべきです。

そなえる防災 16.2.29
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20160201.html

 

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（３）三陸沖北部M7地震、100年周期が短くなる
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1968年十勝沖地震など太平洋の「三陸沖北部」と呼ばれる海域を震源と
するマグニチュード7以上の地震の間隔が、従来の約100年弱の間隔より
短くなる可能性があるとする研究結果を、海洋研究開発機構と東北大の
共同研究チームがまとめました。
研究チームは東日本大震災後の2011年4～12月、海底の地殻変動を測る
装置などを使って東日本大震災の震源周辺の地殻変動を観測し、同時期
に発生した地震のデータと合わせて、分析しました。

海洋研究開発機構
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20161117/

 

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（４）九州南方海底に活動的マグマか　神戸大が確認
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神戸大学海洋底探査センターは11月18日、九州南方の海底に広がるくぼ
み「鬼界（きかい）カルデラ」を調べた結果、熱くて濁った水が海底から
湧き出る「熱水プルーム」を5カ所で確認した、と発表しました。
海底からの高さは最大約100メートルに上ります。
現時点では噴火予測はできないものの、カルデラ直下のマグマが活動的
であることを示しているということです。
鬼界カルデラは約7300年前に噴火を起こし、九州南部の縄文文化を滅ぼ
したとされます。

神戸新聞 16.11.18
http://www.kobe-np.co.jp/news/bousai/201611/0009678548.shtml

 

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（５）八甲田山、十和田、弥陀ヶ原を常時観測火山に追加
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気象庁は、ここ数年の間に火山活動に高まりが見られた青森県の「八甲
田山」と、青森と秋田の県境にある「十和田」、それに、富山県の「弥
陀ヶ原」の3つの火山について、12月1日から24時間体制で火山活動
の監視を行うことになりました。
3つの火山では、ここ数年の間に噴気が一時的に活発になるなど、火山
活動の高まりが見られ、おととし9月の御嶽山の噴火を受けて、気象庁
が火口周辺に観測機器を整備するなどして、24時間体制で監視を行う
「常時観測火山」に加える計画を進めてきました。
このことにより、「常時観測火山」は全国で50火山となります。

気象庁 16.11.17
http://www.jma.go.jp/jma/press/1611/17a/jojikansoku_20161117.html

 

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第１位　11月22日、福島県沖で震度5弱、津波警報発令
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1331234950242518/
第２位　月の引力、大地震と関係か
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第３位　11月13日、ニュージーランド南島でM7.8の大地震
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1322784097754270/

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