メールマガジン　第118号 　

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＜メールマガジンSignalNow＞　2016年9月27日・第118号
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（１）２分で読める防災コラム　第64回
NIEDの「災害年表マップ」について
（２）巨大地震、大潮の時期に発生確率上昇か 東大研究
（３）8月の地殻変動について 国土地理院
（４）「記録的短時間大雨情報」最大30分早く発表 気象庁

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（１）２分で読める防災コラム　第64回
NIEDの「災害年表マップ」について
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今号は、国立研究開発法人防災科学技術研究所（NIED）の「災害年表
マップ」公開がスタートしましたので、ご紹介します。

NIEDでは2009年に、「災害事例データベース」の構築・整備を開始し
ました。

データベースには、416年から2013年まで約1600年分、約5万レコー
ドもの災害事例が登録されています。

データベースの出典となっている災害事例情報は、主に市区町村が保
有する「地域防災計画」で、1742市区町村すべての自治体に、手紙と
電話を併用して情報提供を依頼し、出典資料の収集に６年もかかった
とのことです。

収集した「地域防災計画」数は約4000で、災害情報の抽出は、掲載内
容の確認をしながら、1レコードずつ手作業で入力したそうです。

ただし、「地域防災計画」なので、災害発生地点を「出典資料発行元
の市区町村」としています。

「地域防災計画」に記載の情報だけでは、正確な「災害発生場所」ま
では特定できないためです。

今後は、各市町村で独自に作成されている市区町村誌や災害誌なども
対象に含め、より精度の高い情報の整備を進めていく予定とのことで
す。

「災害年表マップ」の見方については以下のとおりです。

「災害事例データベース」をもとに、過去の災害事例の分布や、年ご
との発生頻度などを可視化した「災害年表マップ」は、県別や災害種
別で絞り込むこともできるようになっています。

国土地理院の「電子地図」の上に、日本全国の「地震災害」「火山災
害」「風水害」「斜面災害」「雪氷災害」「その他気象災害」が、色
分けされたアイコンで表示されていきます。

年表上部のスライダーを左右に動かすと、1600年分の災害事例が、
次々に切り替え表示されていき、過去の災害事例の分布や発生頻度を
視覚的に把握できるというものです。

マップ上に表示されるアイコンをクリックすると、各災害の詳細情報
ウィンドウが表示され、出典資料を発行している自治体や発生当時の
自治体、災害名称、発生日時、被害内容、出典資料名などを知ること
ができます。

また、右下の「災害事例カルテ」をクリックすると、詳しい情報がま
とめられたPDFを取得できるようになっています。

この「災害年表マップ」で、今自分が住んでいる（またはこれから住
もうとしている）場所（や周辺）について、これまでにどういう災害
があったのか、などを確かめることができますね。
素晴らしい取組みと思います。

◆災害年表マップ
http://dil-db.bosai.go.jp/saigai/

次号もお楽しみに！

by Hirono

 

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（２）巨大地震、大潮の時期に発生確率上昇か 東大研究
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月と太陽が一直線上に並ぶ際に満潮を引き起こすのと同じ重力が、巨大
地震の誘発にも関与している可能性があるとの研究結果が9月12日、
発表されました。
英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に発表した論文で研究チーム
は、「大地震が発生する確率は、大きな潮汐応力が及ぼされている時期
に高くなる」と結論づけており、また重力によって引っ張られる力が最
大になる時に「微小な岩石破壊が巨大な破裂にまで拡大する可能性が増
大する」と述べています。

AFPBBニュース 16.9.13
http://www.afpbb.com/articles/-/3100702

 

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（３）8月の地殻変動について 国土地理院
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「平成28年熊本地震」の震源域付近では余効変動(地震後に観測される
地殻変動)が観測されています。
豊後水道周辺で非定常的な地殻変動が観測されています。この変化は、
フィリピン海プレートと陸のプレートの境界における地震動を伴わない
ゆっくりとした滑り（スロースリップ）に起因するものと推定されます。
変化は2015年12月頃から始まりました。
なお、この付近では、1997年、2003～2004年、2009～2010年などにも
長期的なゆっくり滑りが観測されています。

国土地理院 16.9.8
http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2016-goudou0908.html

 

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（４）「記録的短時間大雨情報」最大30分早く発表 気象庁
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気象庁では数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、その
地域にとって災害の発生につながるような稀にしか観測されない雨量に
なっていることを伝える情報として、「記録的短時間大雨情報」を発表
しています。
今般、雨量を解析する処理を従来に比べて高頻度かつ短時間で行うこと
により、これまでより最大で30分早く発表し、土砂災害などについて、
大雨注意報・警報などで段階的に報じられる危険度の高まりに加えて、
実際に記録的な大雨が降り、状況が更に悪化したという実況をいち早く
伝えることができるようになります。
この改善は、平成28年9月28日（水）12時より実施します。

気象庁　16.9.15
http://www.jma.go.jp/jma/press/1609/15a/2016091509.html

 

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第１位　気象庁 北朝鮮を震源とする地震波の観測について
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1260320760667271/
第２位　9月13日　埼玉県南部で震度３
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1264889336877080/
第３位　韓国でＭ5以上の地震相次ぐ
https://www.facebook.com/SignalNow/posts/1264564190242928/

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